3月16日(木)の夜、『親愛なるレニー──レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』の著者・吉原真里さんが代官山蔦屋書店に登場します。
トークのお相手は、人と組織の関係や女性活躍について旺盛な発信をつづける篠田真貴子さん。じつは吉原さんの大学時代からの親友で、『親愛なるレニー』の原著となるDearest Lenny(Oxford University Press, 2019)の出版時からこの本を“激推し”してくださっていた「サポーター代表」。
グローバルな視野をもちながら、人間へのかぎりない関心を原動力に、異なる分野で活躍するおふたりならではのトークがいまから楽しみでなりません。ぜひお早めにお申し込みを!
【イベント&オンライン配信(Zoom)】『親愛なるレニー』(アルテスパブリッシング)刊行記念トークイベント 吉原真里×篠田真貴子「ミクロの愛とマクロの世界を物語る」|代官山 T-SITE
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/31758-1048060213.html
日時:2023年3月16日(木)19:00-20:30
場所:代官山 蔦屋書店 3号館2階シェアラウンジ
お申し込みはこちら:
https://peatix.com/event/3496053
発売と同時に熱い反響を巻き起こし、全国紙などの各種媒体で絶賛を受けている『親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』。この本は、『ウェスト・サイド・ストーリー』の作曲やニューヨーク・フィルをはじめとする世界じゅうのオーケストラを指揮したことで知られるレナード・バーンスタインが、世界のマエストロになっていった過程と、その背景にある政治や経済の流れと、知られざる二人の日本人がバーンスタインとのあいだに育んだ深く尊い愛情の物語を、タペストリーのように織りなして語るものです。その鍵となるのが、「カズコ」と「クニ」がバーンスタインに送り続けた数々の個人書簡。
このトークイベントでは、ハワイから来日する著者の吉原真里さんをお迎えし、学生時代から吉原さんと交友のあるエール株式会社取締役の篠田真貴子さんにお話を聞いていただきます。英語の原著が刊行された当初からこの本への感動を各方面で語り、日本語版発売にあたってさらに『親愛なるレニー』の推し活を続けている篠田さんは、この本のどこにそれほどの魅力を感じたのでしょうか?
吉原さんと篠田さんは同い年で、二人とも日本とアメリカの両方で生活し、教育を受けた背景があります。『親愛なるレニー』で描かれる時代の日本とアメリカをみずから生きたお二人に、レニーの世界、そして「カズコ」と「クニ」の人生は、どう感じられるのでしょうか。
この本が生まれた経緯は? この本を書くにあたってとくに大切にしたことは? バーンスタイン、そして二人の日本人から私たちが受け取るものは? そんなお話を、篠田さんとともに聞いてみましょう。
【プロフィール】
吉原真里(よしはら・まり)
ハワイ大学アメリカ研究学部教授 1968年ニューヨーク生まれ。東京大学教養学部卒、米国ブラウン大学博士号取得。専門はアメリカ文化史、アメリカ=アジア関係史、ジェンダー研究など。著書に『アメリカの大学院で成功する方法』『ドット・コム・ラヴァーズ──ネットで出会うアメリカの女と男』(以上中公新書)、『性愛英語の基礎知識』(新潮新書)、『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・ コンクール──市民が育む芸術イヴェント』『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?──人種・ジェンダー・文化資本』『親愛なるレニー』(以上アルテスパブリッシング)、共編著に『現代アメリカのキーワード』(中公新書)、共著に『私たちが声を上げるとき──アメリカを変えた10の問い』(共著、集英社新書)、そのほか英文著書多数。
・著者ウェブサイト:Mari Yoshihara Official Web Site | 吉原真里ウェブサイト
篠田 真貴子(しのだ・まきこ)
エール株式会社 取締役 社外人材によるオンライン 1on 1を通じて、組織改革を進める企業を支援している。2020年3月 のエール参画以前は、日本長期信用銀行、マッキンゼー、ノバルティス、ネスレを経て、2008 年〜2018年ほぼ日取締役CFO。退任後「ジョブレス」期間を約1年設けた。慶應義塾大学経済 学部卒、米ペンシルバニア大ウォートン校MBA、ジョンズ・ホプキンス大国際関係論修士。人と組織の関係や女性活躍に関心を寄せ続けている。「LISTEN――知性豊かで創造力がある人に なれる」監訳。