本日(12月24日)付の毎日新聞朝刊読書面で、評論家の川本三郎さんが青柳いづみこ著『ヴィンテージ・ピアニストの魅力』を書評してくださいました。
以前はピアニストの寿命は短かったが、近年、七十代以上の演奏家は数多いのだという。彼らの演奏を紹介したユニークな書。その数、内外で40人。こんなにいるとは。
著者自身ピアニストでありまた文筆家でもある。だから技術評もあるが、いいのは老ピアニストたちの演奏に感動して手放しに「度肝を抜かれた」「夢のように美しかった」と評すること。最後に紹介されるのは70代とはいえまだ若い著者自身なのが愉快。
と、川本さんらしいほのぼのとした筆致で、楽しんで読んでくださったことがわかる評文をいただきました。ありがとうございます!