ヤマハのウェブマガジン「mysoundマガジン」にて、音楽ライターの小室敬幸さんが「音楽の本」をテーマに連載している「本棚の前で音楽と……」で、『ジョン・ケージ 作曲家の告白』が紹介されました。
「本棚の前で音楽と……」~音楽ライター・小室敬幸が誘う読書ノススメ~ 【第6回:「自意識の煮こごり」として自伝を読む】|mysoundマガジン
オネゲルの自伝『わたしは作曲家である』(吉田秀和訳、1970/新装版1999)の引用から導入し、『ジョン・ケージ 作曲家の告白』におさめられたケージの2つの自伝(それぞれ35歳と77歳の時点でのもの)の、とくに「和声」にたいする態度の変化から、作曲家の自伝がどのように「自意識」を映すのかを深掘りしたもので、たんなる書評を超えて、ケージの人物像にあらたな光を当てる内容となっています。