『モーストリー・クラシック』に『ラドゥ・ルプーは語らない。』の書評掲載

『モーストリー・クラシック』2022年2月号に板垣千佳子編『ラドゥ・ルプーは語らない。──沈黙のピアニストをたどる20の素描』の書評が掲載されました。「寡黙なピアニストの神髄とは?」と題し、寺田俊也さんが評してくださっています。

全くかけがえのない音楽を生で聴けなくなってしまう寂しさ、どんなことでも終わりがあるという必然は、誰だって十分にわかっているはずなのに、実際にそういう場面に出くわすとがっかりしてしまう。
 とはいえ、このような、一人の傑出した音楽家への賛辞と愛情に満ちた本が編まれたということは、ルプーというピアニストは何と幸せな人なのだろう。

と心からの共感をもって記してくださいました。ありがとうございます。