本日、わたしにとって2冊目の単著となる『音楽のような本がつくりたい──編集者は何に耳をすましているのか』(木立の文庫)が発売されました。
一昨年発売された前作『音楽が本になるとき──聴くこと・読むこと・語らうこと』(木立の文庫)と同様、「ARTESフレンズ&サポーター通信」に連載した原稿をまとめたものですが、今回は出版論、メディア論の色合いが増し、コロナ禍のなかで考えたことも反映して、より社会に開かれた内容になっていると思います。
たまたま発売と同時期に、2つのウェブマガジンから声をかけていただいて、エッセイを書きました(そういえば、どちらも新潮社のメディアですね)。いずれも本をめぐる内容ですが、一方は電子書籍が裏テーマ、他方は拙著にからめて「音楽のような本」を10冊、それぞれにBGMも添えて書いてみました。よろしければぜひお読みください。
たいせつな本「音楽のように心に共鳴する10冊」|考える人
2021年 私の読書「The Touch of E-book──電子書籍に官能性があるとしたら」|フォーサイト
また、拙著の出版記念のトークイベントも次のように決まっています。
1月27日(木)19:00|マルジナリア書店(東京・分倍河原)
木村元×小国綾子「音楽と本のあいだ」
イベントチケット+書籍:https://yorunoyohaku.com/items/61a86e2eb91b757e39bf2718
イベントチケットのみ:https://yorunoyohaku.com/items/61a86d55b8979f54422b9896
2月19日(土)19:00|本屋B&B(東京・下北沢)
木村元×村上靖彦「リズムとリズムのあいだ」
https://bb220219b.peatix.com/
※感染状況が加速しているため、開催方式については上記サイトをご確認ください。
書店の海原でみなさまと本をつうじて出会い、音楽と本の関係についてイメージを共有したり、(状況が許すなら)語り合うことのできる日がくることを、心から願っています。