『ラティーナ』最終号に『約束の地、アンダルシア』の書評掲載

『ラティーナ』5月号に濱田滋郎 著/高瀬友孝 写真『約束の地、アンダルシア──スペインの歴史・風土・芸術を旅する』の書評が掲載されました。評者は佐藤由美さん。

歴史の古層に分け入り、民族のせめぎ合いや異種共存社会の諸相をさまざまな局面と角度から追い、根源的な謎に迫る珠玉の一冊。

旅日記さながらの親しみ易さなのだが、温厚な語り部がにわかに熱を帯びて説く場面も現れるため、気を抜かずに熟読したい。

[…]20年間セビージャやグラナダに暮らした高瀬友孝氏の写真が、また読者の想像を掻き立ててやまない。

彩り豊かな入門書の体裁をとるも、本著で綴られているのは、すべてが「フラメンコの精髄」に至るための核心のテーマなのだ。

このように力強く紹介してくださいました。ありがとうございます。

『ラティーナ』は紙版としてはこの5月号が最終号となり、これからはウェブで新しく展開していくとのこと。「オフラインで読者同士が音楽を中心に文化の情報を交換できる場(コミュニティ)を整えたい」(花田勝暁編集長)とのことですので、楽しみにしています!

ラティーナオンライン:www.latina.co.jp