私、木村の初の著書『音楽が本になるとき──聴くこと・読むこと・語らうこと』が5月末に京都の出版社「木立の文庫」から出版されることになりました!
これまで30年以上におよぶ「音楽書専門の編集者」としてのキャリアのなかで、考えつづけてきたことを15のエッセイでつづった本です。
刊行にあたっては、敬愛してやまないメゾソプラノ歌手・波多野睦美さんからあたたかい推薦コメントをいただきました。
「ひとりにしてくれる……
演奏の場で感じていた「対話」の不思議
ていねいに読みといてくれる一冊です」
一般発売に先だって、先行販売を兼ねたトークイヴェントを東京と京都で開催していただけることになりました。
まずは4月26日(日)の午後、下北沢の「本屋B&B」にて、作曲家・シンガーソングライターの上田知華さんをゲストにお迎えし、トークショーをおこないます。
木村 元×上田知華「音楽は本、本は音楽。これからのコミュニケーションのかたちを考える」
『音楽が本になるとき──聴くこと・読むこと・語らうこと』(木立の文庫)出版記念
これまで30年以上、音楽書の編集を手がけてきた編集者・木村元さん(アルテスパブリッシング共同代表)の初の著書『音楽が本になるとき──聴くこと・読むこと・語らうこと』が、京都の出版社「木立の文庫」から出版されます。
音楽書を人文書のいちジャンルとして捉え直し、ヒット作・話題作を出しつづけるアルテスの活動方針の根底にあるものとは? そして、コミュニケーション不全の時代に音楽書が果たしうる/果たすべき役割とは?──身近な題材を入口に、やわらかな語り口で、音楽と本について、見方・考え方を一新させてくれる好著です。
今回は、作曲家でシンガーソングライターの上田知華さんをゲストに迎え、音楽にも本にも共通するプロデュースの要諦、不特定多数に向けたヒット作と個人的な思いを乗せた作品をどのようにして両立させうるか、音楽にも本にも共通する「読む」という行為、それがもたらしてくれる新しいコミュニケーションのあり方などを、上田さんの生み出したヒット曲なども楽しみながら、ご来場のみなさんといっしょに考えてみたいと思います。
ちょうど4月1日に移転する本屋B&Bさんの新店舗を楽しむついでに(?)、トークを聴いていっていただけたらうれしいです。
また、5月16日(土)15:00からは、四条烏丸「GROVING BASE」にて、フリー編集者の櫻井拓さんと語らいます。詳しい情報が公開されましたら、またご案内します。
なお、版元の木立の文庫さんがつくってくださったCMが公開されています(本屋B&Bにて撮影)。よろしければご覧ください。