「あれもあった」「これもあった」と膝を打つ──『Jupiter』にて『平成音楽史』紹介

大阪・いずみホールの音楽情報誌『Jupiter』Vil.177(2019年8・9月号)にて、片山杜秀+山崎浩太郎 著/田中美登里 聞き手『平成音楽史』が紹介されました。書いてくださったのは同館ステージマネージャーで音楽評論でも活躍する小味渕彦之さん。

同じ時代を過ごしてきているだけに、「あれもあった」「これもあった」と膝を打つことしきり。[略]平成が始まった1989年というのが、存外昔のことのように思えて仕方がない。こんなに色々なことが変わった時代が平成だったのか。

と感慨をストレートに吐露されていますが、読んでいるうちにどうしても(片山杜秀さんがまえがきに書かれているように)「オレの平成音楽史」に思いをはせてしまう、そういう本なんですね。

なお、同誌で作曲家の川島素晴さんと漫画家のIKEさんのコンビが連載する「特訓 現代音楽道場」では、松平敬著『シュトックハウゼンのすべて』が紹介されておりました。ありがとうございました!