記憶から今、そして先へとつなげる耳と眼の力──和合亮一さんが『合唱指揮者という生き方』を絶賛!

6月22日付けの産経新聞朝刊読書面に清水敬一著『合唱指揮者という生き方──私が見た「折々の美景」』の書評が掲載されました。評者は詩人の和合亮一さん。「本ナビ+1」というコーナーで「記憶を未来へとつなげる力」と題して評してくださっています。

【本ナビ+1】『合唱指揮者という生き方 私が見た「折々の美景」』清水敬一著 記憶を未来へとつなげる力 詩人・和合亮一|産経ニュース

 彼[清水敬一さん]の傍らには個性豊かな音楽人や友人、そして本や言葉がある。日々の暮らしの中で確かな音楽の種子を見つけている瞬間を数々のエッセーの中で探すことができた。
 そこに果肉が集まるかのようにしてこれまでの歳月への思いが密集…、一人の人生を果物に見立てて、手のひらにのせているような心持ちで本を開く楽しみがある。

〈「今、ここ」で展開している演奏が未来とつながっている〉。さまざまなシグナルを受け止めて記憶から今、そして先へとつなげていこうとしている耳と眼の力が文章に宿っている。

和合さんは、清水さんも演奏する数々の合唱の名曲のことばをつづってきた方でもあります。和合さんにしか書けない深い共感のこもった書評をありがとうございました!