音楽と作曲者への敬愛と情熱が論に力を与えている──静岡新聞に『音楽と病のポリフォニー』の書評掲載

お知らせするのが遅くなってしまいましたが、昨年11月18日(日)の静岡新聞に小林聡幸著『音楽と病のポリフォニー──大作曲家の健康生成論』の書評が掲載されました。評者は音楽評論家の青澤隆明さん。

 天才を症例として見ることで、創造という営みがいかに人間的な均衡と力学の上で成立していたか想像できる。類型に収めて脱神話化を図るのが目的ではなく、従来の説にも病理学的見地から疑問を投げ掛けつつ、専門家としての冷静さや慎重さを超えた、音楽と作曲者への敬愛と情熱が論に力を与えている。

と高く評価していただきました。