従来の画一的な教育が個性や才能を殺してきた事実を思い知らされる──『週刊朝日』に『未来の人材は「音楽」で育てる』の書評掲載

本日(9月18日)発売の『週刊朝日』9月28日号に、菅野恵理子著『未来の人材は「音楽」で育てる──世界をひらく5つのリベラルアーツ・マインド』の書評が掲載されました。評者は京都大学大学院教授で経済学者の根井雅弘さん。「大作曲家から五つの精神を学ぶ」と題して1ページの書評を書いてくださいました。

同書で紹介している「歴史上の大作曲家から学ぶべき5つのリベラルアーツ・マインド」をひとつひとつていねいにご紹介くださったうえで、

 もちろん、本書に登場する作曲科たちの才能に比肩しうるものを現代の教育だけで育てられるかという問題はある。もって生まれた才能の要素も大きいからだ。だが、従来の画一的な教育が個性や才能を殺してきた事実を思い知らされるに違いない。音楽関係者や教育関係者ばかりでなく、一般の読者も読みながら考えさせられる好著である。

と評していただきました。