【6/22締切!】7/1 オーケストラ・ニッポニカ演奏会チケット・プレゼント!

オーケストラ・ニッポニカのご提供で、来る7月1日(日)開催の同団の第33回演奏会「アカデミズムの系譜」のチケットを2名様×10組にプレゼントいたします(6月12日(火)配信の「ARTESフレンズ&サポーター通信」にて、フレンズ&サポーターの方々には先にお知らせしていましたが、まだ少し席に余裕があるとのことですので、広くアナウンスすることになりました)。

パリ国立音楽院に学び、帰国後日本大学芸術学部や東京藝術大学で教鞭をとり、その後の日本における「音楽のアカデミズム」をになう数多くの後進を育てた池内友次郎と、その弟子たちの作品をいちどきに聴くことのできる貴重な機会です。

アルテス的には、名著『和声 理論と実習』(池内ほかとの共著、1964)により「藝大和声」ともいわれる独自の和声法体系を構築した島岡譲さんの若き日の作品「前奏曲とフーガ ト短調」(1948)を、2015年、新たに「藝大スタンダード」となる和声体系として『新しい和声』(2015)を出版した林達也さんが管弦楽版に編曲している、というのが興味惹かれるところです。この点について、今回指揮を務める野平一郎さんは12日に公開された「ミュージック・アドヴァイザー 野平一郎メッセージ」という動画のなかで以下のように語っています。

彼(島岡譲氏)が考えた和声教育が日本の和声教育の水準をグンと高めたことは間違いないわけです。その2台ピアノ版でしか残っていなかった作品を今回オーケストラで演奏するにあたって、林達也くんに編曲してもらうことになりました。これも今回のコンサートの目玉のひとつで、じつは林達也さんは現在藝大でとくに和声教育に邁進しておられる、おそらく現在という時点で和声教育に彼ほど秀でている人はいないんじゃないか。彼が新たに書いた教科書が、島岡先生が書かれた教科書を継いで、現在藝大の教育に使われているということから、今回(演奏する)島岡作品については、島岡先生の作品なんだけど、それを次世代の林さんが受け継いだかたちのアレンジで聴いていただくということになります。

演奏会の詳細は以下のとおりです。

オーケストラ・ニッポニカ
第33回演奏会「アカデミズムの系譜」
http://www.nipponica.jp/concert/next_concert.htm

2018年7月1日(日)14:30開演(14:00開場)
紀尾井ホール
※野平一郎によるプレトークあり

全席指定:S 3,000円/A 2,000円
(ニッポニカのサイト限定:S席ペアチケット5,000円/学生1,000円)

池内友次郎/交響的二楽章(1951)
貴島清彦/祭礼囃子による嬉遊曲(1963)
島岡譲/前奏曲とフーガ ト短調(林達也による管弦楽新版)(1948/2018)
矢代秋雄/チェロ協奏曲 (1960) *
野田暉行/一楽章の交響曲 作品1(1963)

指揮:野平一郎
チェロ:ルドヴィート・カンタ*
管弦楽:オーケストラ・ニッポニカ

ご希望の方は、メールの件名に「アルテス読者招待」、本文に「お名前、電話番号、ご希望枚数」(チケットは送付しませんので、ご住所は不要です)を明記のうえで、下記の宛先へご送信ください。
ticket●nipponica.jp ●=アットマーク

応募締め切りは6月22日(金)といたします。みなさん、ぜひ奮ってご応募ください!