和と出会う本|お詫びと訂正

小野幸惠著『和と出会う本──現代を生きる芸能・工芸・建築・祈り』の本文の記述に誤りがありました。
読者および関係者の皆さまにお詫びするとともに、以下のとおり訂正させていただきます。

p.23/12行目末の「この苦境」から段落の末尾までを以下に差し替えます。

(……)この苦境に耐え、一〇代目は奈良晒の伝統を守るべく工場や施設を建設して復興につとめた。当時の奈良晒は、一枚一枚手作りされていて、一疋の生地に必要な糸を紡ぐのに二四日、織るのに一〇日はかかったという。一九二五年(大正一四)にはパリ万博に鳥草木紋を刺繍した麻のハンカチを出展、ヨーロッパで好評を博した。また、一九二九年(昭和四)には伊勢神宮に御用布を納めている(一九四二年、一九五三年にも)。

p.24/3-11行目を以下に差し替えます。

 中川政七商店の布巾は、長年培われた織物の高い技術を有する奈良で発祥した蚊帳生地をいかして生み出されたもの。そのザックリとした粗い目の生地を大判で薄手に仕上げることで、吸水性・速乾性を発揮する。その特徴が、強くて丈夫な麻の性質とあいまって、清潔に長く使い続けることができるのだ。