「世界で唯一、指揮者の形態模写を演じ続ける伝説のコメディアン」によるクラシック入門書。
凡百の類書が「クラシック入門」とうたいながら、じつは「クラシックの歴史概説」だったり「作曲家の裏話紹介」だったりするなかで、この本は「入門書の鑑」といえるくらいにまっとうな本。「音楽が好きで好きでたまらない!」──その気持ちがストレートに伝わってきて、「そんなにいうならクラシック、ちょっとだけ聴いてみよっか……」という気持ちにさせてくれることうけあい。もちろん、蘊蓄も満載です。[木村]
◎実業之日本社 http://www.j-n.co.jp/