10/24の毎日新聞1面にひきつづき、10/28(日)付け朝日新聞読書面に『村上春樹にご用心』と『クラシックでわかる世界史』の広告を出しました。
全国紙のなかでもとりわけ読書家に影響大といわれる朝日新聞の読書面ですが、紙面をつらつらと眺めておりますと、「この世界に、わがアルテスも軒を連ねているんだな」という感慨をもちます。ネット時代のいま、新聞広告というもののあり方はおそらく昔とは異なっているのでしょうが、本と新聞とのあいだにはいまだに、たんに費用対効果というものでは量れない、なにか特別な作用があるようです。
新聞広告を見た、というお客様からさっそく注文もいただきました。「へえ、こんな出版社、知らなかったぞ」とお思いの書店員さんも全国に数多くいらっしゃることでしょう。いろいろな方々の頭の中に「アルテス」という名前が、さまざまな思いを伴って届いているのだと想像するだけで、なんだかあたたかい気持ちになります。
広告というのは、ただたんにメーカーが商品の情報を不特定多数に送りつけるツールなどではなく、もしかすると、インターネットとはまるで異なる仕方で、すぐれて「インタラクティヴ」なメディアなのではないでしょうか。[木村]