『ダ・ヴィンチ』12月号の「七人のブックウォッチャー〜絶対読んでトクする14冊」のコーナーで、作家の華恵さんがなんと(!)アルテスの新刊を2冊も紹介してくださいました。『ビートルズを知らない子どもたちへ』と『ジャズの歴史物語』の2冊です。
「二十二年後のあとがきにかえて」は、とりわけ読みごたえがある。北山氏は最終的には、読者が自分自身を考えるヒントをも与えてくれている。/この本のなかで一貫して感じられるのは、愛。それはまさに、ビートルズが教えてくれたことだった。/今、この本に出会えてよかった。(『ビートルズを知らない子どもたちへ』の書評より)
30年以上も前に書かれたものなのに、古さは全く感じられない。文体もリズムがあって、読みやすい。物語ふうに書かれているので、スルスル頭に入ってくる。かといって、一気に読んでしまうのはもったいない。ゆっくりじっくり、何度でも読み返したい本だ。(『ジャズの歴史物語』の書評より)
華恵さん、不勉強で存じあげませんでしたが、1991年(!)アメリカ生まれの作家/モデルで、なんと小学生で作家デビューしたという方です。まさに「ビートルズもフォークルも知らない」世代で、油井正一さんが亡くなった年にはまだ7歳。そんな華恵さんが、2冊をじっくりと読みこんでくださり、とてもストレートで気持ちのこもった書評を書いてくださったことが、とてもうれしいです。
[木村]