【7月5日@「本楼」で開催!(配信あり)】松岡正剛×中村明一対談が実現!『日本音楽の構造』刊行記念

『日本音楽の構造』刊行を記念して、著者の中村明一さんと編集工学者・松岡正剛さんの対談を、編集工学研究所の「本楼」という、すべての壁が本で埋め尽くされているスペシャルな会場で開催します。

中村明一×松岡正剛
「日本音楽の根源的価値と指し示す未来を語る」

日時:2024年7月5日(金)19:30−21:30(19:00受付開始)
出演:中村明一(尺八奏者・著者)
   松岡正剛(編集工学研究所所長・イシス編集学校校長)
参加費:会場参加=5000円(税込み5500円)/オンライン参加=4000円(税込み4400円)
会場:リアル参加:編集工学研究所ブックサロンスペース「本楼」(世田谷区赤堤)
         オンライン参加:ZOOMウェビナー(お申し込みの方にZOOMアクセスキーをお送りします)
 ※リアル参加もしくはオンライン参加のどちらかをご選択ください。
定員:会場参加(30人限定)/オンライン参加(無制限)
参加資格:どなたでもご参加いただけます
参加特典:お申し込み者限定のアーカイブ動画あり(試聴期間:1週間程度)
申込締切日:2024年7月4日(木)13時
チケット購入:こちらのイシス編集学校イベントページからお申込みください
お問合せ:アルテスパブリッシング info@artespublishing.com
               編集工学研究所 front_es@el.co.jp
主催:アルテスパブリッシング、編集工学研究所

「密息」による呼吸法を駆使した演奏で松岡正剛さんに「腰が抜けるほど」の衝撃を与えた尺八奏者の中村明一さん。松岡さんの「千夜千冊」でも子細に論じられた著書『倍音』(2010)では、日本論・日本人論に大きな一石を投じました。

その中村さんが今年3月に上梓した『日本音楽の構造』は、長年の研究を集大成した日本音楽論の決定版です。脳科学、文化人類学、物理学、現代思想などを援用しながら、日本音楽の根源的な価値を明らかにしたもの。

当日は、本書の内容をよりリアルに体感できるように、中村さんが用いた周波数解析をその場で実演しながら、本書の内容をさらに広く展開して語り合います。オンライン配信もおこないますので、遠方の方もぜひご参加ください。会場では本も販売します。

参加お申し込みは上記リンクからどうぞ。

■プロフィール
松岡正剛(まつおか・せいごう)
1944年1月25日生。編集工学者、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長、角川武蔵野ミュージアム館長。
日本文化、芸術、生命哲学、システム工学など多方面におよぶ思索を情報文化技術に応用する「編集工学」を確立。また日本文化研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し独自の日本論を展開している。膨大な書物とのべつ交際してきた経験を軸に、本にまつわる多様な関係を見いだし、読書の可能性を広げる方法「ブックウェア」を提唱。書棚、書店、図書館を編集するさまざまな企画演出を展導、内外に新たな読書モデルを提案し続けてきた。
これまで手掛けてきたプロジェクトに、「ISIS図書街」、「NIKIギャラリー册」、実験書店「松丸本舗」をはじめ、帝京大学「共読ライブラリー」、銀座「MIRROR展」、無印商品「MUJIBOOKS」、近畿大学「アカデミックシアター」、角川武蔵野ミュージアム「エディットタウン」、「近江ARS」プロジェクトなど。世田谷赤堤通り沿いに所在する事務所「ISIS館」には、約6万冊の本が並べられており、様々な活動の拠点になっている。

中村明一(なかむら・あきかず)
尺八演奏家。作曲家。 著述家。横浜国立大学工学部応用化学科卒(量子化学専攻)。 
横山勝也師はじめ多数の虚無僧尺八家に師事。米バークリー音楽大学で作曲とジャズ理論を学び、最優等賞で卒業。米ニューイングランド音楽院大学院修士課程作曲科、同サード・ストリーム科で奨学生として学ぶ。 
虚無僧に伝わる尺八音楽の採集・分析・演奏をライフワークとしつつ、ロック、ジャズ、クラシック、現代音楽など幅広いジャンルで活躍。外務省・国際交流基金の派遣などにより、モントルー・ジャズ・フェスティバル、クイーンエリザベスホール(ロンドン)、リンカーンセンター(ニューヨーク)、ブルーノート(ニューヨーク)、ケネディセンター(ワシントンDC)、ベルリン・フィルハーモニーホール、ポーランド国立歌劇場など世界40ヶ国余150都市以上で公演。世界40局余の放送局に出演。NHK大河ドラマ『天地人』の音楽で尺八演奏を担当。 
倍音奏法、多重奏法、自ら捜しあて極めた日本古来の呼吸法「密息」と、独自に開発した方法による循環呼吸を駆使した演奏法を確立。 
作曲活動も活発で、NHK、ドイツ国営放送、ラヴェル弦楽四重奏団(フランス)、ジャン・シベリウス弦楽四重奏団(フィンランド)、ムンク・トリオ(ドイツ)、サン・フロラン・ル・ヴィエイユ・フェスティバル(フランス)、マーギー・ギリス・ダンス・カンパニー(カナダ)、ミュージック・フロム・ジャパン(アメリカ)など各方面より委嘱を受け、作品は管弦楽曲、合唱曲、弦楽四重奏曲からピアノ・トリオ、ビッグバンドまで多種多様。 
ハーバード大学、バークリー音楽大学、モスクワ国立音楽院、バーミンガム大学、トビリシ音楽大学、カザフスタン国立芸術大学、ケネディーセンター、フィラデルフィア作曲協会、国際日本文化センター、東京大学、大阪大学など世界各国で「日本音楽の構造」、「倍音」、「密息」の講義を行う。 
文部科学省の中学校学習指導要領解説音楽編成に携る。 
CD『虚無僧尺八の世界』シリーズで文化庁芸術祭優秀賞を2度受賞。ほか第19回松尾芸能賞、第18回文化庁舞台芸術創作奨励賞など受賞多数。 
東京学芸大学、洗足学園音楽大学大学院、山梨学院大学、桐朋学園芸術短期大学、朝日カルチャーセンターほかの講師として指導を行う。日本現代音楽協会会員。