〈片山杜秀の本〉 1

音盤考現学

定価:本体1700円[税別]

  • 四六判・並製 | 280頁
  • 発売日 : 2008年1月25日
  • ISBN 978-4-903951-04-1 C1073
  • ジャンル : クラシック/ディスクガイド
  • ブックデザイン:下川雅敏

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第30回サントリー学芸賞(社会・風俗部門)、第18回吉田秀和賞をダブル受賞!
音盤(ディスク)に森羅万象を観る男、ファン渇望の音楽論集第1弾。

武満、黛、團、伊福部、西村、細川、川島からブーレーズ、ベリオ、ノーノ、ライヒ、タン・ドゥンまで──
現代音楽の荒野に炸裂する批評の絨毯爆撃!
『レコード芸術』の人気連載、ついに単行本化!

「天才と博識がはじけ出てくるような批評集である」(第18回吉田秀和賞・選評より)

『レコード芸術』誌上で2000年1月から連載中の名物コラム「傑作!? 問題作!?」の前半50回分を一挙集成!
政治、社会、思想、演劇、芸能……全方位に伸びる好奇心のアンテナは現代音楽になにを聴き取ったのか。
日本の音楽シーンを元気にすること間違いなしのケッサク評論が満載!

プロフィール

  • 片山杜秀(かたやま・もりひで)
    音楽評論家、思想史研究者、慶應義塾大学法学部教授。
    1963年仙台生まれ。東京で育つ。
    慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は政治学。
    著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』『クラシック迷宮図書館(正・続)』『線量計と機関銃』(以上、アルテスパブリッシング)、『国の死に方』(新潮新書)、『未完のファシズム』(新潮選書)、『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)、『ゴジラと日の丸』(文藝春秋)ほか。朝日新聞、『レコード芸術』などで音楽評を執筆するほか、NHK‒FM『クラシックの迷宮』などでパーソナリティをつとめる。
    2006年日本近代音楽研究の業績により京都大学人文科学研究所から人文科学研究協会賞を、2008年『音盤考現学』『音盤博物誌』により吉田秀和賞およびサントリー学芸賞を、2012年『未完のファシズム』により司馬遼太郎賞を受賞。

    関連番組
    高音質「音楽専門」衛星デジタルラジオ
    ミュージックバードで好評放送中!
    片山杜秀のパンドラの箱
    ◉毎月最終金曜 23:00-24:00
    ◉再放送=翌週土曜 5:00-6:00
    http://musicbird.jp/programs/pandora/

CONTENTS

一 西村朗とバブルとオウム
二 守護聖人バーンスタイン
三 譚盾と中華幻想
四 アムラン・超絶技巧・学歴社会
五 武満徹の嘘
六 ルトスワフスキのドラマツルギー
七 アンドリーセンと礼楽思想
八 ニーノ・ロータにはまだ名盤がない
九 幻の作曲私塾
十 ソ連への挽歌
十一 川島素晴と歴史の終焉
十二 バッハの罪?
十三 細川俊夫の昏い青春
十四 作曲家? 編曲家? 冨田勲
十五 ブーレーズの〝スピード〞
十六 小林研一郎といつまでも変わらない日本
十七 武満の水、細川の水
十八 高橋悠治と藤井貞和
十九 柴田南雄のマーラー的な夢
二十 佐藤聰明の沈黙
二一 キラールとコピペ魔
二二 ノーノと革命
二三 團伊玖磨と中国
二四 石田秀実と気
二五 ルルー・伊福部・ショパン
二六 三善晃の〝断絶〞
二七 小澤征爾と「満洲」
二八 朝比奈隆の「無国籍」
二九 橋本國彦の懺悔
三十 ベリオのデタント
三一 レイボヴィッツと悪魔
三二 人肉食と「ミシ」マ
三三 山下和仁の「感情過多様式」
三四 武満徹とキャバレー・ソング
三五 「ミャス六」の謎
三六 武満徹の無重力
三七 クセナキス・確率論・戦争
三八 核の時代のオルフェウス
三九 ブランキスト、ライヒ?
四十 ヴァントと大聖堂
四一 completeという難関
四二 「国民詩曲」と社会主義リアリズム
四三 シェーンベルクと編曲の夢
四四 日本のハムレット
四五 ヘラーが丸く収めます
四六 チェンバロを持って来い!
四七 齋藤秀雄の不幸
四八 林光の含羞
四九 鉄道の落魄
五十 幻の京都楽派を求めて
あとがき
索引