いま あたしは命の火となり
この炎で 世の闇を焼き尽くす──
歌詞と音楽の流れを同時に読める
オペラ・ガイドの新定番!
リヒャルト・シュトラウス研究の第一人者で、作品解説・字幕制作などに定評のある広瀬大介によるリブレット対訳の決定版。
第2弾はシュトラウスが《サロメ》(1905)のセンセーショナルな成功につづいて取り組んだ問題作、《エレクトラ》(1909)。
フーゴー・フォン・ホフマンスタールの台本によるシュトラウス最初のオペラとなった本作品が完成にいたるまでの経緯、ドレスデンでの初演の顛末、その後の受容などについて述べた「解説」のほか、おすすめディスク、音楽構造についてのコラムなども掲載。
左ページで歌詞を追いながら、右ページで音楽分析を読む──。
オペラを立体的に愉しめる、これまでになかったハンドブック。
ためし読みもできます! こちらからどうぞ▼
https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784865592740
プロフィール
広瀬大介(ひろせ・だいすけ)
音楽学者、音楽評論家。1973年生まれ。青山学院大学教授。日本リヒャルト・シュトラウス協会常務理事・事務局長。著書に『リヒャルト・シュトラウス 自画像としてのオペラ』『オペラ対訳×分析ハンドブック シュトラウス/楽劇 サロメ』『同/楽劇 エレクトラ』(以上アルテスパブリッシング)、『帝国のオペラ』(河出書房新社)、『もっときわめる! 1曲1冊シリーズ3 ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》』(音楽之友社)など。『レコード芸術』など各種音楽媒体での評論活動のほか、NHKラジオへの出演、演奏会曲目解説・CDライナーノーツの執筆、オペラ公演・映像の字幕・対訳などを多数手がける。
Twitter: @dhirose
CONTENTS
解説
あらすじ
リヒャルト・シュトラウス 楽劇 エレクトラ
第1場
第2場
第3場
第4場
第5場
第6場
第7場
column
おすすめディスク
《エレクトラ》の調構造
あとがき