湯川れい子さん(音楽評論家・作詞家)推薦!
「著者のユニークな生き方を支える、深い洞察力と研究。命への優しい眼差し。
あなたのマイケルへの想いと理解が、いっそう深まることは間違いありません」
コロナ後の世界にはマイケルが必要だ! 救世の書が装い新たに登場!
昨2019年の参院選にれいわ新選組から立候補した著者は、
「子どもを守ろう」と訴えて全国を回った。
なぜ「子どもを守ろう」なのか? その答えが本書にある。
DVD『ライヴ・イン・ブカレスト』の映像に強い衝撃を受け、
マイケル作品の研究・解読に力を注いだ著者がたどり着いた結論は、
「マイケル・ジャクソンはガンジーに匹敵する
20世紀最大の思想家であり、救世主である」というもの。
〈ジャム〉に始まって、〈ビリー・ジーン〉〈スリラー〉
〈スムーズ・クリミナル〉〈ウィル・ユー・ビー・ゼア〉、
そして〈ヒール・ザ・ワールド〉〈マン・イン・ザ・ミラー〉。
全身全霊を賭けてマイケルが創りあげた名曲たちから、
人類社会と地球を守るために必要な真実を明らかにする!
※本書は2016年4月に刊行した『マイケル・ジャクソンの思想』の新装版です。
プロフィール
安冨 歩(やすとみ・あゆみ/「あゆむ」も可)
1963年大阪府生まれ。東京大学東洋文化研究所教授。
京都大学経済学部卒。銀行勤務を経て、京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。博士(経済学)。
著書に『ありのままの私』ぴあ、『満洲暴走 隠された構造〜大豆・満鉄・総力戦』角川新書、
『ドラッカーと論語』東洋経済新報社、『生きるための論語』ちくま新書、『超訳論語』ディスカバー21、
『誰が星の王子さまを殺したのか〜モラル・ハラスメントの罠』『原発危機と「東大話法」』
『ジャパン・イズ・バック〜安倍政権にみる近代日本「立場主義」の矛盾』以上明石書店、
『生きる技法』青灯社、ほか多数がある。
CONTENTS
マイケル・ジャクソンは救世主である──はじめに
1 〝ジャム〟とはなにか?──潜在意識に直接届けられるメッセージ
1992年のブカレスト
“Jam”するとは、何をすることか?
どうしたら“Jam”できるのか?
なぜ金色レオタードの股間ダンスで「Jamしよう」と呼びかけるのか?
2 ムーンウォークはなぜ「ビリー・ジーン」で披露されたのか?
「二度考えろ」とは?
「ブラッド・オン・ザ・ダンス・フロア」
スージーはビリー・ジーンである
子どもへの無条件の愛情を確保する
ムーン・ウォークはなぜ「ビリー・ジーン」で披露されたのか?
3 マイケルは舞台でなぜ泣くのか?──人種差別によって断ち切られた愛
ラッキー・ガール
テイタム・オニール
「黒ン坊と一緒に行ってはいけません」
「ブラック・オア・ホワイト」
マイケルはなぜ毎回、本当に泣くのか
「マッチ・トゥー・スーン」〜非暴力の闘士
4 何に祈りを捧げるのか?──「ウィル・ユー・ビー・ゼア」
第一の手がかり──別の明日
第二の手がかり──歓喜の歌
第三の手がかり──魂の断裂
三つの手がかりの統合──音楽の力と神への讃歌
母親との関係
オックスフォード大学での講演
両親の問題
作品の構造
5 魂の殺人とゾンビの跋扈──「スムーズ・クリミナル」と「スリラー」
アニーとは誰か?
ギャングから逃げ回る瀕死の病人
ゾンビとは誰か?
異常が正常になった世界の恐怖
6 自分の中の愛に到達すること──「ヒール・ザ・ワールド」
マイケル版「ウィ・アー・ザ・ワールド」
ネクロフィリアとビオフィリア
小さな場所を創り、より良い場所にしよう
7 マイケルの「修身斉家治国平天下」思想──「マン・イン・ザ・ミラー」
「鏡の中のあの人」
鏡の中の私
修身斉家治国平天下
巨大な宗教的事業としてのツアー
8 マイケル芸術の神髄──映画『ウィズ』『ムーンウォーカー』『ゴースト』
『ウィズ』
『オズの魔法使い』の深さと凄さ
西欧の倫理と『論語』
『オズの魔法使い』の思想
『ムーンウォーカー』──自身の死と復活を予言
荒唐無稽なストーリーに隠された意味
『ゴースト』──マイケル芸術の神髄
「嫉妬、偏見、誤解」の実態
内なる独裁者との闘い
危険な思想
あとがき
初出一覧
略年譜