先週末18日(土)の京都新聞読書面「本屋と一冊」で、かまたき文庫・鎌田裕樹さんが『音と耳から考える』をご紹介くださいました。
〜こう書くと身構えてしまう人も多いだろうが、音の素人である私にも興味深く読めた。
とくに驚いたのは、岡崎峻氏の水中音の知覚についての論考だ[…]ひとたび、その事実を知れば海の景色もこれまでと違って見える気がする。
この本を開いて、音の文化に耳を澄ましてみよう[…]世界は音に溢れているのだから。
学術論文がメインではありますが、ふだんアカデミズムになじみがなくても、音楽や音、あるいは「聴く」ことに関心のある方には発見や刺激が満載の本書。書店にお勤めのあと現在「農家見習い」と名乗ってらっしゃる鎌田さんにこの本が届いてとても嬉しいです。[鈴木]