【9/12オンライン開催】片山杜秀×山崎浩太郎「昭和音楽史」第2弾は「カラヤンとグールド」!

『平成音楽史』から派生しした企画として、去る7月11日(土)にオンライン開催され、好評を博した片山杜秀さんと山崎浩太郎さんによる「昭和音楽史」講座の第2弾が決定しました。

前回は「昭和に夢見たユートピアが実現したらディストピアだった!」というとんでもない結論を出して終幕いたしましたが、次回は「完成品としての音楽演奏」という見果てぬ夢に生涯を捧げたカラヤンとグールドが主人公。それはやはりディストピアにすぎないのか──。

どんな結論がでるかわからないスリリングな対談にお立ち会いください!

講座の詳細とお申し込みは以下から:

昭和音楽史 カラヤンとグールド|朝カルオンライン

日時:2020年9月12日(土)18:30-19:30
受講料(税込):会員 2,530円/一般 2,750円

 新型コロナ・ウイルス禍により、今年前半はコンサートやオペラ公演の大半が中止されました。平成期に質量ともに大きな向上を遂げてきた日本の実演界が、いまは未曾有の危機に直面しています。この状況下で思い出すのが昭和の時代、演奏会以上に大きな関心と人気を集めていた、レコードというメディアのこと。それはいつでもどこでも、手軽に鑑賞できるものでした。
 カラヤンやグールドなど、ライヴとは異なるスタジオ録音のレコードに力を注いだ音楽家や、演奏家の存在を排した電子音楽など、「完成品としての音楽演奏」という理想を追いかけた昭和のクラシック音楽界のことを、その原型となった劇映画の手法との比較などから、考えてみます。 (山崎講師・記)