日経新聞で小町碧さんの活動と『ソング・オブ・サマー』が紹介されました

12月11日付の日本経済新聞夕刊で、小町碧さんの英国での音楽活動と彼女が訳した『ソング・オブ・サマー 真実のディーリアス』(エリック・フェンビー著/向井大策監修)が紹介されました。「駆ける在英日本人音楽家 作曲・演奏・先人研究…、マルチな才能」と題し、同紙の岩崎貴行記者がピアニストで作曲家の平井元喜さん、作曲家の藤倉大さんとともに紹介してくださいました。

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO38737710Q8A211C1BE0P00?s=3&fbclid=IwAR1ODLyCo3-_8d1w0iSx_zUXmOHpVeJj3H9PaECt7Bgr_KwKomBJ6uT5dGM
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昨年、英作曲家フレデリック・ディーリアス(1862~1934年)の晩年を弟子が描いた「ソング・オブ・サマー」(アルテスパブリッシング)を邦訳した。同年11月には王子ホールでディーリアスをテーマにした公演を開催。「日本で英国の作曲家と言えばエルガーとホルストで音楽のイメージは穏やかな田園。そんな固定したイメージだけでは語れない魅力がある」

現在の関心はヴォーン・ウィリアムズで、彼の自伝の翻訳も計画中だ。「研究があってこそ演奏水準も高まる」と両立に意欲的だ。

昨年11月のディーリアスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会では、日本のディーリアンにも鮮烈な印象を残した小町さんですが、来年5月18日(土)にはサロン・テッセラの音楽祭「新しい耳」にて、ディーリアスをテーマにリサイタルをおこなうことになりました。

https://www.atarashii-mimi.com/concert-4?fbclid=IwAR1sIvBTRxC65-mEcyNosFcqEY5WnL7WMAzeJPU1EgY0ymRnJTtqfnyNKhY

エリック・フェンビーへの口述により完成されたディーリアスのヴァイオリン・ソナタ第3番をはじめ、ディーリアス作品の中でも名作のほまれ高い「ラ・カリンダ」の小町さんによる編曲版、ジェイムズ・マクミラン作品の日本初演のほか、ブリテンやデイヴ・グルーシン(!)の作品などヴァラエティ豊かな内容のリサイタルです。ぜひともご来場ください!

(写真:平井洋)