箏曲に革命を起こした八橋検校の謎と生涯
盲目の天才音楽家の素顔にせまる!
箏の代表曲「六段の調」を作曲し、新しい調弦法や形式を次々に創案、京都銘菓にも名を残す八橋検校──。
謎解きを楽しみながら読む、初めての伝記!
プロフィール
釣谷真弓(つりや・まゆみ)
邦楽家・生田流箏曲家。金沢市出身。東京女子大学卒業。NHK邦楽技能者育成会首席卒業。NHKオーディション合格。国内、海外(旧ソ連・中国・韓国・欧州・シドニーオペラハウス・カーネギーホールほか米国各地など)での演奏活動、国際交流事業のほか、録音、各種講座での講演をおこなう。さまざまな楽器を使ってのユニークな講義内容には定評がある。
著書『おもしろ日本音楽史』『おもしろ日本音楽の楽しみ方』『おもしろ日本音楽inアジア』『人物でたどるおもしろ日本音楽史』『音の歳時記』(以上、東京堂出版)。
http://www.m-tsuriya.com/
CONTENTS
はじめに
序 謎解きの前に
第一の謎 お菓子の八ッ橋との本当の関係は?
第二の謎 諸説ある生国と没年齢
第三の謎 なぜ江戸に下ったのか?
第四の謎 筑紫箏との出会い
第五の謎 なぜ三味線を捨て箏に転向したか?
第六の謎 妻子はいたのか?
第七の謎 内藤風虎との関係は?
第八の謎 なぜ平藩からリストラされたか?
第九の謎 平調子を考案した理由
第十の謎 「六段の調」の謎
第十一の謎 組歌と数字の謎
第十二の謎 見え隠れする女の影
第十三の謎 晩年とその後の八橋流
あとがき
八橋検校年譜
参考文献一覧