季刊『アルテス』

アルテス VOL.04 2013 SPRING
特集〈101年目からのジョン・ケージ〉

定価:本体1500円[税別]

  • A5判・並製 | 244頁
  • 発売日 : 2013年3月12日
  • ISBN 978-4-903951-63-8 C1073
  • デザイン:宮一紀 編集協力:公魚(高橋智子、渡邊未帆)

ジョン・ケージ特集、《THE END》、《光のない》をフィーチャーした創刊第4号!

ジャンル無用の音楽言論誌、創刊第4号は、大特集〈101年目からのジョン・ケージ〉に加えて、この冬話題となったふたつの公演、世界初のボーカロイド・オペラ『THE END』とイェリネク『光のない。』をフィーチャーしてお届けします。新たに作曲家・近藤譲インタビューもスタート、充実の連載陣もさらにパワーアップ!

ジョン・ケージ特集では、片山杜秀、白石美雪、細川周平、相倉久人、川島素晴、渋谷慶一郎、杉本拓、若尾裕、大和田俊之などなど、アルテスならではの多彩な執筆陣が、フレッシュかつ多角的な視点からケージに迫ります。
『THE END』は渋谷慶一郎ロング・インタビューと佐々木敦によるレビュー、『光のない。』は三輪眞弘×佐々木敦の対談ほか。輪島裕介、川崎弘二、石田昌隆、大石始、波多野睦美らレギュラー執筆陣による連載もますます充実! バック・ナンバーとともにどうぞお楽しみください。

CONTENTS

◎世界初のボーカロイド・オペラ『THE END』
ロング・インタビュー:渋谷慶一郎 聞き手=光嶋裕介|ジェットコースターみたいなオペラにしようと思っていた
レビュー:佐々木敦|生者でも死者でもゾンビでもないもの
◎イェリネク『光のない。』
対談:三輪眞弘×佐々木敦|『光のない。』は自分の考える音楽そのものだった
レビュー:太田純貴|その区分を逆撫でし、ずらしてみせること

◎特別インタビュー:近藤譲[作曲家]第1回 聞き手=椎名亮輔

◎特集《101年目からのジョン・ケージ》
 片山杜秀|揺れる国にはジョン・ケージ
 白石美雪|ジョン・ケージ ことばの贈りもの
 有馬純寿×ヲノサトル|ケージというOSをめぐって
 相倉久人:一九六二年、記憶の迷路へ──ケージ初来日をめぐって
 川島素晴|ケージの音楽における自由と不自由
 若尾 裕|モダニスト ケージ
 大和田俊之|ハプニングとインプロヴィゼーション──ジョン・ケージと/の(非)政治
 杉本 拓|試論「4分33秒である」とは?
 松平 敬|《ソング・ブックス》における、作曲法とその変容
 谷口昭弘|アメリカ・クラシック音楽史の中のジョン・ケージ
 中川克志|ケージとポロック──絵画の音楽化? 音楽の絵画化?
 柿沼敏江・椎名亮輔|ジョン・ケージ ブックガイド
【100年目のジョン・ケージ in Japan】
 細川周平|時計と計時」
 渋谷慶一郎|オーヴァーフローの奇跡を超えて──ナンバー・ピースの可能性と罠
 北條知子|このperformanceは「演奏」であろうか?
 生成音楽ワークショップ|プリペアド・トレインの運転士として
 細川周平|鉄路の音 《プリペアド・トレイン》乗車記」

◎連載
波多野睦美|うたうからだ(3)
輪島裕介|カタコト歌謡の近代(4)ジェリー藤尾のやけっぱちソング
川崎弘二|武満徹の電子音楽(4)ラジオ・ファンタジー「炎」
石田昌隆|音のある遠景(4)1993年、イスラエル~ガザへの旅
小野幸恵|和の変容(3)大阪の庶民が育んだ世界遺産「文楽」
◎Re: music…〈音楽へ──〉
大石始|まつりの島 La isla de carnaval(4)霊山の麓を盆地を揺るがす屋台囃子のハートビート──秩父夜祭りを訪ねて
濱田芳通|歌の心を究むべし(4)西洋と日本は旋法でつながっている
おおしまゆたか|アラブ、アイルランド、アメリカをめぐる音楽の旅(下の2)
鈴木治行|イマジナリア(4)イメージと音の危うい関係──偽りの自己言及
ト田隆嗣|Suara, macam2(スアラ・マチャム・マチャム)音声、いろいろ(4)カーツと歌うヘルムズマン
◎レポート
明和電機社長・土佐信道と行く!《アートと音楽》展
◎著者エッセイ
潮博恵|名演を生むのは聴衆の力
信時裕子|祖父の「話し言葉」
中井正子|サン・ジャン・ド・リューズとドビュッシー、ラヴェル
◎フィクション
山崎春美|ロッカウェイビーチ(4)
◎書評
佐藤剛|和田靜香『評伝★湯川れい子 音楽に恋をして♪』
山崎春美|灰野敬二ほか『捧げる──灰野敬二の世界』
金子智太郎|Jonathan Sterne, The Sound Studies Reader