季刊『アルテス』

アルテス VOL.03 2012 AUTUMN
特集〈追悼 吉田秀和〉〈レコード・録音・記録〉

1,500円 [税別]

  • A5判・並製 | 240頁
  • 発売日 : 2012年10月24日
  • ISBN 978-4-903951-57-7 C1073
  • デザイン:宮一紀 編集協力:公魚(高橋智子、渡邊未帆)

ジャンル無用の音楽言論誌、創刊第3号! 「追悼 吉田秀和」「レコード・録音・記録」というふたつの特集をフィーチャー!

特集は岡田暁生×片山杜秀ほかによる「追悼 吉田秀和」と鈴木慶一、湯浅学×田口史人ほかの「レコード・録音・記録」という2本立て。三輪眞弘の論考を一挙掲載するほか、波多野睦美、大和田俊之、輪島裕介、川崎弘二、藍川由美ほか連載陣もますます充実!

特集1は、今年5月に急逝した音楽評論家・吉田秀和さん追悼。その後継者と目されるお二人、音楽学者の岡田暁生さんと評論家の片山杜秀さんに、亡くなるその日まで現役だった大御所の仕事を振り返っていただきます。
特集2のテーマは「レコード」。CDが過渡的なメディアであることが明らかになった今、改めてレコード(=録音=記録)というメディアの意味を、鈴木慶一さん(ムーンライダーズ)、湯浅学、田口史人さんらとともに、いくつかの視点から考えてみました。
さらに本誌でもおなじみ、作曲家の三輪眞弘さんの意欲的な論考「アルゴリズミック・コンポジションの(不)可能性」を一挙掲載。大石始、藍川由美、石田昌隆、波多野睦美、大和田俊之、輪島裕介、川崎弘二ほか、充実の連載も読み応え充分です。

CONTENTS

[特集]追悼 吉田秀和
 対談|岡田暁生×片山杜秀「吉田秀和とは誰だったのか?」
 吉田純子|「大丈夫。芸術は絶対に死なない」
 著作解題/年譜
[特集]レコード・録音・記録
 インタビュー|鈴木慶一「はじまりはレコードだった。」
 対談|湯浅学×田口史人「アナログは“音そのもの”、CDは“いれもの”」
 西島千尋|「レコードする」日本人
 対談|有馬純寿×ヲノサトル「録音という欲望について」
[連載]
 波多野睦美|うたうからだ[2]
 大和田俊之|倍音と幽霊──ハリー・スミスのアメリカ[2]
 輪島裕介|カタコト歌謡の近代[3]トニー谷のインチキ英語は戦後アメリカニ ズムのB面だった
 川崎弘二|武満徹の電子音楽[3]ミュジック・コンクレートとシュルレアリスム
 石田昌隆|音のある遠景[3]
 小野幸恵|和の変容[2]鎮魂の歌声「声明」
[Re: music…〈音楽へ──〉]
 大石始|まつりの島 La isla de carnaval[3]日本最強のダンス・ミュージックが生み出す祝祭空間~東京高円寺阿波おどり
 藍川由美|谷川雁を読む[2]「こいは、俺たちの歌ばい」
 濱田芳通|歌の心を究むべし[3]ダ・ヴィンチはオペラを作ったか?
 おおしまゆたか|アラブ、アイルランド、アメリカをめぐる音楽の旅(下)音源編2
 鈴木治行|イマジナリア[3]イメージと音の危うい関係──自己言及へ
 ト田隆嗣|Suara, macam2(スアラ・マチャム・マチャム)音声、いろいろ[3]コロコロ、コロコロ、転がって
[エッセイ/レポート]
 毛利嘉孝|二〇一二年夏、首相官邸前
 成田麗奈|ドビュッシーの目を通してみる美術の世界
[著者エッセイ]
 特別対談:片山杜秀×田中美登里|ラジオと声と録音と
 光嶋裕介|ファラオとゲッツ
 畑野小百合|ファジル・サイ、あるいは世界市民
 小野幸恵|祖母の「おはなし」
 礒山雅|天上のバッハに知らせたいこと
 オヤマダアツシ|“マニアック”なビギナー向け音楽祭──ラ・フォル・ジュルネの楽しみ方。
[書評]
 大和田俊之|デイヴ・トンプキンズ『エレクトロ・ヴォイス』
 金子智太郎|Steve Roden, …i listen to the wind that obliterates my traces
[フィクション]
 山崎春美:ロッカウェイビーチ[3]
[論文]
 三輪眞弘|アルゴリズミック・コンポジションの(不)可能性