はじめての編集

定価:本体1800円[税別]

  • 四六変形判・並製 | 256頁
  • 発売日 : 2012年1月12日
  • ISBN 978-4-903951-48-5 C1070
  • ジャンル : デザイン・編集・出版
  • ブックデザイン:グルーヴィジョンズ

「全メディア人必読!!!」田端信太郎(コンデナスト・デジタル)
「今世紀のエディティング・バイブルだ!!」宇川直宏(DOMMUNE)
「たぐいまれな、見事に編集された本である」中嶋廣(トランスビュー代表・三省堂書店公式ブログ「神保町の匠」より)

~21世紀の編集者を志す人たちへ贈る編集のレシピ集~
古代の壁画からレディー・ガガのfacebook、マクルーハンからIKEAの取説まで、
第一線の編集者が豊富な経験と事例から編集の仕組みと魅力を解き明かす21世紀の編集入門書。

「編集とは企画を立て、人を集め、モノをつくるために、言葉とイメージとデザインをアンサンブルすること」

■田端信太郎さん(コンデナスト・デジタル)、宇川直宏さん(DOMMUNE)、中嶋廣さん(トランスビュー代表)の推薦コメント入りポップ(はがきサイズ)をご用意しました。

こちらからPDFファイルをダウンロードしてご利用ください。

プロフィール

  • 菅付雅信(すがつけ・まさのぶ)
    編集者/菅付事務所代表。1964年宮崎県宮崎市生れ。法政大学経済学部中退。『月刊カドカワ』『ロックンロール・ニューズメーカー』『カット』『エスクァイア日本版』編集部を経て独立。『コンポジット』『インビテーション』『エココロ』『リバティーンズ』の編集長を務める。現在、出版からウェブ、広告、展覧会までを編集する。編集を手がけた書籍は『六本木ヒルズ×篠山紀信』、北村道子『衣裳術』、マエキタミヤコ『エコシフト』、竹尾ペーパーショウの本『PAPER SHOW』、『東京R不動産2』、『TRAVEL GUIDE TO AID JAPAN』など。フリーマガジン『メトロミニッツ』のクリエイティヴ・ディレクターも務める。著書に『東京の編集』『編集天国』がある。マーク・ボスウィックの写真集『Synthetic Voices』でニューヨークADC賞銀賞受賞。

    【著者ブログ】
    http://www.sugatsuke.com/

CONTENTS

はじめに 人生を編集する時代を楽しむために

第1章 高速編集史
第2章 企画は企画を感じさせないこと
第3章 言葉は人びとを振り向かせる
第4章 イメージはアーカイヴから生まれる
第5章 デザインの形式こそがメッセージである
第6章 編集は拡大する
補講:ところで「美しい」とは何?
あとがき
参考文献

著者まえがきより

みなさんが手にする本や雑誌、カタログ、パンフレット、フライヤー、そして日頃見ている数多くのウェブサイト、携帯サイト、電子書籍などのデジタル・コンテンツ──これらはすべて「編集」という行為を通してみなさんに届けられています。メディア上で、文章、写真、絵、そしてデザインなどを、見たり、読んだりするものすべてに編集が関わっています。それは紙媒体だけには限りません。次から次へと新しいメディアが誕生するにつれ、編集という領域は広がっています。

では編集とは何なのでしょう? 人生の半分以上を編集という仕事に費やしている僕も、この問いにはいまだにうまく答えられずにいます。

それは「音楽って何?」「芸術って何?」という問いかけに、それに一生を費やして追求している人たちが実はうまく答えられないのと似ているかもしれません。

しかし、あまりに曖昧模糊としたままでは仕事に差しさわりますから、僕は「編集」を次のように定義しています。

「企画を立て、人を集め、モノをつくる」こと。

この三つが揃っていれば、メディアを問わずその行為は編集なのだ、と僕は勝手に捉えています。

では映画や広告も編集なの? と疑問に思う人もいるでしょう。はい、それらも編集のひとつだと僕は考えています。映画監督は映像に特化した編集者であり、広告のクリエイティヴ・ディレクターは、広告に特化した編集者と言えるのではないかと。

この本はその広大と思われる編集の世界のすべてを語るものではありません。この本はあくまで入門書。僕が池袋西武百貨店のコミュニティカレッジで2010年10月から2011年3月までの半年間、計12回に渡って行った「編集力講座」の講義録を元に大幅に加筆修正したものです。

その講義の目的は──この本の目的と同じですが──編集の仕事を志す若い人たちに向けて、日常に溢れていながらもあまり語られることのなかった編集の世界とその手法の魅力を解き明かそうと意図したものです。