フレデリック・ショパン全仕事

定価:本体2500円[税別]

  • A5判・並製 | 312頁
  • 発売日 : 2010年4月30日
  • ISBN 978-4-903951-31-7 C1073
  • ジャンル : クラシック/作曲家/ピアノ
  • ブックデザイン:白畠かおり

在庫切れ

全作品の事典×伝記──画期的なショパン・ガイド登場!

ピアノ曲、室内楽曲、歌曲など全曲を作品番号順に解説。
秘められたエピソードの数々も紹介し、
伝記としても楽しめる画期的なショパン・ガイドが登場!

ショパン生誕200年記念出版!

プロフィール

  • 小坂裕子(こさか・ゆうこ)
    神奈川県生まれ。東京芸術大学大学院音楽研究科音楽学専攻修士課程修了。専門は音楽学、ショパンを中心としたロマン派音楽論。大学で教えるほか、千葉県市川市文化振興財団音楽総合プロデューサーも務める。
    著書に『作曲家・人と作品ショパン』(音楽之友社)、『自立する女ジョルジュ・サンド』(NHK出版)、『ショパン 知られざる歌曲』(集英社)など、訳書にジャン= ジャック・エーゲルディンゲル『ショパンの響き』(監訳・共訳)、アンドレ・ブクレシュリエフ『ショパンを解く!』、シルヴィ・ドレーグ= モワン『ノアンのショパンとサンド』(以上、音楽之友社)、マルセル・ボーフィス『シューマンのピアノ音楽』(共訳、ムジカノーヴァ)、ジョルジュ・サンド『マヨルカの冬』(藤原書店)などがある。

CONTENTS

はじめに
ショパンゆかりの地
凡例

Episode:1 作品1 にいたる日々──きらめく才能と恵まれた環境
op.1 ロンド
  天才少年の素顔
op.2 モーツァルトのオペラ《ドン・ジョヴァンニ》の二重唱〈ラ・チ・ダレム・ラ・マーノ〉による変奏曲
  シューマンを驚かせた才能
op.3 チェロとピアノのための序奏と華麗なるポロネーズ
  チェロの名手のための作品
op.4 ソナタ 第1番
  指導者エルスネルの深い理解と愛情
op.5 マズルカ風ロンド
  幼友達アレクサンドラ・ド・モリオル
  病弱なショパンと妹エミリアの死
op.6 4つのマズルカ
  ウィーンでの孤独な日々とワルシャワ蜂起
op.7 5つのマズルカ
  ウィーンへの失望と、愛国心の芽生え
  期待の地、パリへ
op.8 ピアノ三重奏曲
  ラジヴィウ公に献呈された作品
op.9 3つのノクターン
  パリに登場、幸運なスタートを切る
  献呈相手のピアニスト、マリ・プレイエル
op.10 12の練習曲
  計画的な作曲
  超絶技巧で知られるカリスマ・ピアニスト、リスト
  リストの嫉妬
op.11 ピアノ協奏曲 第1番
  協奏曲の作り手
  カルクブレンナーとの出会い
  プレイエル・ホールでデビュー
op.12 華麗なる変奏曲
  主題となったオペラ
  オペラの旋律をテーマにした作品について
op.13 ポーランド民謡による大幻想曲
  聴衆を熱狂させる協奏曲
op.14 ロンド・ア・ラ・クラコヴィアク
  才能あふれる青年への期待
op.15 3つのノクターン
  パリでの親友、ヒラー
op.16 ロンド
  ピアノによる音楽物語り
  ギャラント様式とルバート
  献呈者のカロリーヌ・ハルトマン
op.17 4つのマズルカ
  音楽仲間たちとの交流
  ロマン派集団
op.18 華麗なる大円舞曲
  ロスチャイルド家で幸運をつかむ
  ショパンのレッスンと社交界
op.19 ボレロ
  献呈者とデルフィナ・ポトツカ伯爵夫人
op.20 スケルツォ 第1番
  ショパンのポーランド性─激情とコレンダ
  ドイツ人のワイン業者、トーマス・アルブレヒト
Episode:2 フィールドが創始し、ショパンが芸術に高めたノクターン
op.21 ピアノ協奏曲第2番
  コンスタンツヤ・グワドコフスカに恋して
op.22 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
  最後のオーケストラ付きピアノ作品
  独奏ピアノ曲としての作品22
  コンサート・ホールからの訣別
op.23 バラード 第1番
  故郷の風
  マリア・ヴォジンスカ
  シューマンとの出会い
  バラードと名付けた理由と献呈者
op.24 4つのマズルカ
  献呈者の名が語るショパンの心境
op.25 12の練習曲
  練習曲の時代
  ショパンの独自性
op.26 2つのポロネーズ
  祖国への思いとポロネーズ
  歌曲で人気を博した友人、ヨーゼフ・デッサウアーに献呈
op.27 2つのノクターン
  実り多き季節、マリアとの婚約
op.28 24の前奏曲
  前奏曲の書法
  綿密な作品構成
op.29 即興曲 第1番
  即興の天才
op.30 4つのマズルカ
  マリアとの別れ
  気分転換にロンドンへ
op.31 スケルツォ 第2番
  ジョルジュ・サンドからの招待
  女流作家ジョルジュ・サンド
op.32 2つのノクターン
  ショパンに一目惚れ
  やわらかく美しい響きを求めて
op.33 4つのマズルカ
  ショパンのよき理解者、ヴォイチェフ・グジマワ公
  ジョルジュ・サンドとの日々
op.34 3つの華麗なワルツ
  聴くワルツ
op.35 ソナタ 第2番
  2つの葬送行進曲
  頼りがいのあるサンド─マヨルカ島で
  プレイエルのピアノで作曲
op.36 即興曲 第2番
  マルセイユでの回復と安らぎ
  サンドへの感謝の気持ち
  ノアンへ
op.37 2つのノクターン
  初めてのノアン
  グジマワを招待
op.38 バラード 第2番
  マヨルカの自然を感じさせる作品
  献呈相手はシューマン
op.39 スケルツォ 第3番
  弟子のグートマンによる演奏
op.40 2つのポロネーズ
  楽譜編集者、ユリアン・フォンタナ
Episode:3 ショパンがもっとも愛したジャンル、マズルカ
op.41 4つのマズルカ
  ノアン最初の夏
  ポーランドの詩人、ヴィトフィツキ
op.42 ワルツ 第5番
  パリ生活再び
op.43 タランテラ
  1841 年─2度目の夏をノアンで過ごす前に
  プレイエル・ホールでの演奏会
  チケットの売り上げと演奏会評
op.44 ポロネーズ
  マズルカを聞かせるポロネーズ
op.45 前奏曲 第25番
  ドビュッシーの先駆者、ショパン
op.46 演奏会用アレグロ
  「演奏会用アレグロ」の意図
  ショパン的ウィット
  パリ社交界に生きる
  弟子のフリーデリーケ・ミュラー
op.47 バラード 第3番
  ポーリーヌ・ヴィアルドのノアン滞在
op.48 2つのノクターン
  豊穣なノアンの成果
op.49 幻想曲
  パラフレーズの手法
op.50 3つのマズルカ
  同郷の親友、ヤン・マトゥシンスキの死
op.51 即興曲 第3番
  恍惚たる詩の王国の人、ショパン
op.52 バラード 第4番
  1842年ノアンの夏──ドラクロワの来訪
  サンドの心遣い
  献呈者、シャルロット・ド・ロスチャイルド
op.53 英雄ポロネーズ
  ショパンの才能を語る同時代の証言
  天才少年、カルル・フィルチ
op.54 スケルツォ 第4番
  4つのスケルツォに見出せるショパンの創造性
  1843年の夏
op.55 2つのノクターン
  父の死
  姉ルドヴィカと14 年ぶりの再会
  思い出に浸るショパン
op.56 3つのマズルカ
  姉ルドヴィカに聞かせるマズルカ
op.57 子守歌
  奇跡的な作曲技法
op.58 ソナタ 第3番
  ショパンの手紙
  冬のパリ
op.59 3つのマズルカ
  1845年のノアンの夏
  変化
  パリ生活を好むショパン
op.60 舟歌
  サンドの小説『ルクレチア・フロリアニ』
Episode:4 「バラード」に見出せるポーランドの詩人との関係
op.61 幻想ポロネーズ
  晩年の「音楽物語」
op.62 2つのノクターン
  別れの要因
  ソランジュ
  ショパンを味方に
op.63 3つのマズルカ
  懐かしき言葉
op.64 3つのワルツ
  ソランジュの婚約
  優雅な弟子たちに囲まれて
op.65 チェロ・ソナタ
  健康の不安
  彫刻家クレザンジェ登場
op.posth.66 幻想即興曲
  遺作
op.posth.67 4つのマズルカ
  ソランジュの結婚
  破局へ
  ショパン最晩年の作品
op.posth.68 4つのマズルカ
  別れの後
  晩年のショパン
  革命とサンドとの「再会」
  死の床のショパン
op.posth.69 2つのワルツ
  遺作のワルツ
  マリアのその後
op.posth.70 3つのワルツ
  ショパンを支えた華やかな女性たち
  ジェイン・スターリング
Episode:5 イギリス、スコットランドへの旅
op.posth.71 3つのポロネーズ
  イギリスからパリへ帰る
  ワルシャワ時代の思い出
op.posth.72 ノクターン、葬送行進曲、3つのエコセーズ
  ショパンの死
op.posth.73 ロンド
  最後の場面
op.posth.74 17のポーランドの歌
  ショパンの歌曲
  ショパン亡き後のサンド
Episode:6 葬儀
生前に作品番号なしで出版された作品
  嘆きの言葉
  ソランジュが語る、ショパンの思い出
  コビラニスカ番号
ショパンの没後に発見された作品
  遺品の整理とジェイン・スターリング

おわりに
主要参考文献
ジャンル別作品一覧
ショパン略年表
索引