【4/26発売!】シューベルト像を一新するコンパクトな評伝が登場! 『フランツ・シューベルト あるリアリストの音楽的肖像』

今年、生誕220年を迎えた作曲家フランツ・シューベルト。《冬の旅》《魔王》《未完成交響曲》など教科書でもおなじみの名曲で知られる作曲家の、新たな評伝の邦訳ができあがりました。

「歌曲王」と呼ばれ、その親しみやすいメロディゆえにアマチュア作曲家とみなされることも多かった従来のシューベルト像を、本書は一新。ベートーヴェン亡きあと、合理的・現実的な戦略をもって、「新しい、まっすぐに進まない、魅力的な音楽」を生み出し、当時の音楽風景を一変させた、天才作曲家の実像に迫ります!

著者はシューベルト研究の最前線をいくハンス=ヨアヒム・ヒンリヒセン氏。訳者は気鋭の音楽学者で、『〈フランツ・シューベルト〉の誕生: 喪失と再生のオデュッセイ』(法政大学出版局)という著書もあるシューベルト研究者の堀朋平氏。シューベルト・ファンならずとも一読の価値ある一冊です。