『SFマガジン』8月号に『鑑識レコード倶楽部』の書評掲載!

4月に刊行した『鑑識レコード倶楽部』(マグナス・ミルズ著/柴田元幸訳)の書評が『SFマガジン』8月号(早川書房)に掲載されました。

些末なことに汲々とする趣味のサークルの顛末が淡々と[…]綴られる」この小説では、メンバーの中に変わり者が何人か混じっていること、メンバーの関係がぎくしゃくすること、ライバル倶楽部が登場すること、などが紹介され、倶楽部の会合での時間と部屋の外での実時間にずれが生じていることについても、「まるで相対論効果のようだが、原因はわからず法則性も見あたらない」と触れてくださっています。

音楽誌ではなく文芸畑からのレビューは初めてなので、たいへん嬉しく拝見しました。レビューして下さった牧眞司さんと編集部の皆さん、ありがとうございました。