『Jupiter』で『おはなしクラシック(1)』『フルトヴェングラーとトーマス・マン』紹介

いずみホール会員誌『Jupiter』2015年8・9月号にて、新井鷗子著『おはなしクラシック(1)』とカンツォーク著/三浦淳訳『フルトヴェングラーとトーマス・マン』が紹介されました。

あらためて音楽とことばの融合の完成度の高さに舌を巻いた。東京藝大で楽理と作曲を学んだ著者は、作品の音楽性を活かすポイントを熟知している。同時に詩人として、構成作家として、発音され想起されることばの響き、ドラマ作りにも長けている。これは日本ではなかなかメインジャンルとならない“朗読と音楽”の入門にもなるのではないか。すぐにでも上演できる実用性も魅力だ。(『おはなしクラシック(1)』)

本編と書簡を収めた資料編に併せ、、訳者による周到な解説が加わることで、複雑に錯綜する戦争責任をめぐる議論の渦中に読者は置かれるのだ。(『フルトヴェングラーとトーマス・マン』)

いずれもコンセプトを言い当て、出版の意義を認めて熱く紹介してくださり、感謝のひとことです!

[木村]