ミシェル・ルグラン自伝2冊を松山晋也さんが『intoxicate』でレビュー!

タワーレコードの隔月刊誌『intoxicate』の最新153号で、『君に捧げるメロディ ミシェル・ルグラン、音楽人生を語る』と、前作『ミシェル・ルグラン自伝 ビトゥイーン・イエスタデイ・アンド・トゥモロウ』の2冊を、松山晋也さんによるレビューが掲載されました。

その口調は彼の音楽の如く軽快だが、記憶は驚くほど詳細であり、ページを繰るごとにスリリングなエピソードが飛び出してくる。2冊続けて読み終わる頃には、「ミシェル・ルグラン」というタイトルのミュージカルを観たような錯覚におちいっていたのだった。

と思いっきり楽しんでくださってます。バーブラ・ストライサンドとの仕事と、最後の妻となったマーシャとの50年越しの恋が『君に捧げるメロディ』の柱ですが、ほかにも読みどころがいくつか挙げられているなかで、ルグランによるブーレーズ評はとくに目にとまったようです。

映画、ミュージカル、ジャズ、ポップスをフィールドに長く広く活動してきたルグランの膨大な仕事のどれかひとつにでも興味があれば、楽しめること請け合いの2冊、松山さんの評を参考にぜひご一読ください。[S]

※ちなみに『intoxicate』の表紙はセルリアン・タワーの能楽堂で歌う玉置浩二さん。