K-POPの歴史がわかる名曲ガイドを11月末に発売します!

11月末に新刊100曲でわかる!K-POPヒストリー 1992-2020を発売します!
韓国・ソウルの“ふたり出版社”ANONBOOKSから2022年に刊行された케이팝의 역사, 100번의 웨이브(K-POPの歴史、100回の波)』の日本版です(原書のサブタイトルは「K-POP100大名曲レビュー」)。

この本では、いま現在世界のポップ・シーンを席捲しているK-POPは、1992年のソテジワアイドゥル〈僕は知っている〉あるいは96年にデビューしたH.O.T.から始まった、と位置付けたうえで、2020年のBTS〈ダイナマイト〉までの重要な曲をボーイズグループ、ガールズグループ、ソロ・シンガー68組の100曲を投票で選びだし、順位も付けつつ発売日順に並べて24人の書き手がレビューしている本です。

ともにK-POPに精通されている翻訳の廣岡孝弥さんとデザイナーの杉山峻輔/DJ DJ機器さんという心強い力を得ることもできて、ついに11月末の発売をご案内できるところまでこぎ着けました。なによりも自分自身が待望していた内容の本なので、嬉しくて仕方ありません。

BTSの魅力に目覚めたのをきっかけに韓国のポップ・ミュージックに魅せられていったのが5年前の夏のこと。BTSほどのグループが生まれたのだから韓国には他にもすごい音楽があるはずだ!とストリーミングサービスに任せるままに聞きあさるなかで、「良い声だな〜」「良い曲だな〜」と最初に耳に残ったのがIUとペク・イェリンでした。「あい・ゆー? ヘンな名前」と思ったらなんのことはない、韓国を代表するトップ・スター中のスターじゃないですか。Netflixのドラマ『マイ・ディア・ミスター』を見てますます虜になり。並行してガールクラッシュ系のグループにもハマりはじめ……

などと語ってるとキリがないのでやめますが、そうなるとBTSの前はどうなってたの? いつからどうしてこんなすごいことになったの? と興味が募ります。韓国の人たちがK-POPのシーンをどう捉えているのか、だれのどんな曲をどんなふうに聴いてるのかも知りたい! でもネットでも紙でも日本語で読めるものは、BTS論か産業論・文化論が目立ち、音楽や曲そのものを正面から扱ったものや、K-POPシーンの全体像を知ることのできるものはごく限られています。そこで韓国で何か良い本は出ていないだろうかと、ソウル在住の山本大地さんや出版エージェントのお力を借りて探すうちに出会ったのが『케이팝의 역사, 100번의 웨이브』です。

日本版には、ぼくのようなビギナーにも役立つように、各グループ/アーティストのプロフィール、用語・人名集を加えたほか、SpotifyApple Musicに100曲のプレイリスト(リンク先は90年代の19曲[Fin.K.L.の2曲は登録がありません])、YouTubeに100曲のMVの再生リストを作ってリンクQRコードを掲載しました。さらに著書のおひとり、キム・ユナさんに日本版刊行に寄せた素敵なエッセイもご寄稿いただいています。

次から次へと新しいグループ、新しい曲、新しいMV、動画が出てきて、来日公演も増える一方だし、追いかけるだけでも大変というかムリですし、いつか飽和しないんだろうかとつい心配になったりもしますが、この本は、興味はあるけどどこから聴けばいいか戸惑っている、好きなグループはいるけど他も知りたい、といった人にはとくにお薦めしたいガイドになっています。レビューでの韓国ならではの視点や評価、表現も楽しんでいただけたら、そしてK-POPリスナーのご友人・お知合いにこの本のことを広めていただけたら嬉しいです。11月最後の週から店頭に並び始めますので、ぜひお手に取ってみてください!

(アルテスパブリッシング代表・編集担当 鈴木茂)