中国新聞で『親愛なるレニー』が紹介されました

2023年4月5日付の中国新聞朝刊にて、吉原真里著『親愛なるレニー──レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』が紹介されました。

バーンスタイン 反核訴えた半生 ハワイ大教授がノンフィクション 85年広島公演 「書簡」交え読み解く|中国新聞

書いてくださったのは同紙記者の桑島美帆さん。1985年に広島で開催され、同書のクライマックスのひとつともなっている「広島平和コンサート」をはじめとするバーンスタインの平和活動、反核運動に着目し、著者・吉原真里さんにも取材して書かれた記事です。

世界的な影響力を保ちながら、社会問題に対してもメディアを活用して積極的に発言し続けたバーンスタイン。ユダヤ系移民の父親は、ウクライナにゆかりがある。吉原さんは「今生きていればデジタルメディアを駆使し、怒り狂って声を上げているだろう」と、往年の巨匠に思いをはせた。

さきごろ逝去された坂本龍一さんの姿にも重なる「物言う音楽家」としてのバーンスタインのメッセージを、この記事から、そして『親愛なるレニー』からぜひ多くの人に受けとってもらえたらと思います。