『レコード芸術』にて『レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ』紹介

『レコード芸術』2023年2月号の2022年回顧特集、「アニバーサリー作曲家」のコーナーで、音楽ライターの八木宏之さんが、小町碧さんのCD『ヴォーン・ウィリアムズ/ヴァイオリンとビアノのための作品全集』(ナクソス)とともに、書籍『レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ──〈イギリスの声〉をもとめて』(S.ヘファー著/小町碧+高橋宣也訳)を紹介してくださいました。

[…]小町はイギリスでベストセラーとなったサイモン・ヘファー(20世紀前半を専門とする歴史家で、人気コラムニスト)によるヴォーン・ウィリアムズの評伝を高橋宣也と共訳し、日本語で読むことのできる初めてのヴォーン・ウィリアムズの書籍を世に送り出した(アルテスパブリッシング刊)。この本はイギリスでは国民的作曲家の入門書として、クラシック音楽ファン以外の人にも広く読まれているという。小町が演奏と研究の両面で日本のヴォーン・ウィリアムズ受容に果たした役割は極めて大きく、日本のヴォーン・ウィリアムズ・イヤーを大いに盛り上げた小町の功績は特筆すべきものである。

昨年、小町さんを中心に取り組んだ「ヴォーン・ウィリアムズ・プロジェクト」が評価され、とてもうれしく思います。