「Web音遊人」に『親愛なるレニー』の書評掲載!

ヤマハが運営するウェブメデイア「Web音遊人」に吉原真里著『親愛なるレニー──レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』の書評が掲載されました。評者はライターの山﨑隆一さん。

人生を変えてしまうほどの、大きな「愛」の物語/書籍『親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』|Web音遊人

それが単なる年表的な記録の羅列にならず、血の通う物語として描かれているのは、手紙の存在があるからだ。子ども時代をパリで過ごし、コンセルバヴァトワールでピアノを学んだカズコの音楽への造詣の深さ。演劇を学び仕事もそつなくこなすクニのこまやかな感性。そして手紙を送り続けるふたりの情熱と行動力。加えて、手紙の数々と歴史を精緻につなぎ、ストーリーをドラマチックに展開させていく著者の構成力も本書を魅力あるものにしている大きな要素である。

不思議なのは、本書ではバーンスタイン本人の言葉は多く語られないにもかかわらず、読んだ後はまるで彼の愛に包まれているような感覚に襲われることだ。

これは、日米の戦後史、音楽史の本であると同時に、大きな「愛」の物語なのだ。

このように、熱っぽく共感を記してくださって、この本を世に出せてほんとうによかったとあらためて思いました。

ご興味をもたれた方は、12月11日(日)におこなわれる著者・吉原真里さんの朝日カルチャーセンターでのオンライン講座(1週間のアーカイブ視聴可)にもぜひご参加ください!

吉原真里|レナード・バーンスタインと戦後日本の物語|朝日カルチャーセンター新宿教室
https://www.asahiculture.jp/course/shinjuku/81cb84cc-8a31-86ac-84c0-62de1b087bb0