『週刊読書人』の「2022年上半期の収穫」に『抵抗と適応のポリトナリテ』が選ばれました

『週刊読書人』2022年7月22日号の特集「2022年上半期の収穫」にて、「芸術学」のジャンルを担当された荻野哉さん(大分県立芸術文化短期大学教授、美学・芸術学)が、田崎直美著『抵抗と適応のポリトナリテ──ナチス占領下のフランス音楽』を3冊のうちの1冊として選んでくださいました。

田崎直美『抵抗と適応のポリトナリテ ナチス占領下のフランス音楽』(アルテスパブリッシング)が明らかにするのは、音楽に政治的な役割を期待したヴィシー政権の文化政策と、その状況下で表現活動を模索した音楽家の「適応」の努力である。政府の失業対策や戦争捕虜対策、当事者の発言の検証によって、隠された音楽史を浮かび上がらせている。