『サウンド&レコーディング・マガジン』に『音楽で生きていく!』の書評掲載

『サウンド&レコーディング・マガジン』2020年5月号に青柳いづみこ著『音楽で生きていく!──10人の音楽家と語るこれからのキャリアデザイン』の書評が掲載されました。評者は横川理彦さん。

登場する10人の音楽家の中でも、佐藤俊介さん、上野星矢さんについて、

[…]佐藤俊介のインタビューは、特に興味深い。わずか4歳で渡米し、ジュリアード音楽院などで学んだ後にパリに移住。さらに弓の使い方や体の構え方など、ドイツで古楽器を学んだキャリアから導き出されるバイオリンの演奏法は、音楽で何を伝えるかの根幹の部分に通じている。なのであらゆるジャンルの演奏家の豊かなアイディアになるだろう。また、フルーティストとして国際的な活躍をする最中で上唇のジストニアを患い、それを自力で克服した上野星矢のインタビューも素晴らしい。〈コピーは絶対本家を超えられない〉と語る上野は、若者のクラシック教育にも力を入れている。

と共感をもって読んでくださいました。

 音楽活動での創造性について、さまざまな現場からのダイレクトでエネルギッシュなレポートを聞くことができる。クリエイティブな一冊である。

と紹介してくださっています。