松平敬さんが『シュトックハウゼンのすべて』でミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞!

松平敬さんが昨年2月に出版した著書『シュトックハウゼンのすべて』で、第32回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック部門「研究・評論部門賞」を受賞しました。

ミュージック・ペンクラブ音楽賞
第32回ミュージック・ペンクラブ音楽賞(PDF)

満津岡信育さんによる選評を掲載します:

未だに多くの音楽愛好家に親しまれているとは言い難いシュトックハウゼンの作品について、詳細に解説した書である。伝記的な内容や作曲者の周囲を取り巻く状況についての記述もあり、入門書としてはもちろんのこと、きわめてマニアックな内容も備えている。声楽家としてシュトックハウゼンのもとで学んだ松平氏は、作曲技法や思想的背景について客観的に記すのみならず、シュトックハウゼンという独自な世界に魅せられた音楽家としての視点から、その魅力を見事に解き明かして、読み手に伝達することに成功している。公式CDの情報に加え、独シュトックハウゼン財団の協力のもと、各種の譜例や図版がふんだんに収録されている点も貴重である。(満津岡信育)

授賞式は4月22日(水)文京シビックセンターにておこなわれます。

松平さん、おめでとうございます!