『モーストリー・クラシック』に『平成音楽史』と『雨の歌』の書評掲載

『モーストリー・クラシック』2020年2月号に片山杜秀+山崎浩太郎著(聞き手:田中美登里)『平成音楽史』と菅野美智子著『雨の歌──ゲルハルト・ボッセ、その肖像のための十八のデッサン』の2冊の書評が掲載されました。

[…]思想史家で音楽評論家の片山杜秀と演奏史譚家の山崎浩太郎の2人が、世界や日本の政治・経済情勢とも絡めて、また歴史的な流れを読み解きながら語り尽くす。令和以降の音楽の流れを考える上でも、極めて刺激的で興味深い。
[略]片山・山崎両氏の博識と音楽への愛情が、全ページに溢れ、平成時代の音楽を聴いてきた読者にとっても、頷くことが多いはず。[『平成音楽史』]

この本の著者、菅野美智子さんは93年にボッセと結婚、彼の後半生を共にし、今回、その生涯と実直な人柄、音楽への愛情と透徹した考え方を、見事に本という形で残してくれた。[『雨の歌』]

今年1月(『雨の歌』)と4月(『平成音楽史』)に刊行した本をいまになって取り上げ、いずれも高く評価していただいて、ありがたいかぎりです。