内側から見つめられた戦後音楽史そのもの──『モーストリー・クラシック』に『ヘルベルト・ブロムシュテット自伝』の書評掲載

『モーストリー・クラシック』3月号に『ヘルベルト・ブロムシュテット自伝』の書評が掲載されました。評者は音楽評論家の江藤光紀さん。

ここで語られる内容は個人史という以上に、内側から見つめられた戦後音楽史そのものだ。自らの基礎を形作った北欧の音楽シーン。同時代音楽との関わり。東西冷戦のはざまでの悩みと、それゆえの喜び。マルケヴィッチからバーンスタインに至る巨匠たちの思い出。それはもはや歴史の1ページに属する。

と評していただいています。92歳を迎える今年もますます意気盛んで、11月にはN響の定期公演に登場予定のマエストロ。ぜひとも生けるレジェンドの真実を多くの方々に知っていただけたらと思います。