アルテスの古楽本シリーズ「Booksウト」、7月からスタート!

10年目に突入し、各地でのブックフェアも開始して賑やかなことになっているアルテスですが、7月から新しい書籍シリーズを開始します。アルテス木村が偏愛する「古楽」に焦点をしぼったもので、シリーズ名は「Booksウト」。はて、「ウト」とはなんぞや?? 現在の「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」のもととなった中世のソルミゼーション(階名唱)では、現在の「ド」にあたる最初の音を「ウト」と呼んでいたのです。西洋音楽の「はじまり」の象徴としての「ウト」をシリーズ名に冠してみました。

このほどロゴマークが完成しましたので、お披露目します。デザインはブックデザイナーの金子裕さん。

記念すべき第1冊はチェンバロ奏者・渡邊温子さんの『古楽でめぐるヨーロッパの古都』(7月25日刊行予定)、その後バロック・チェロの巨匠アンナー・ビルスマさんとチェンバロ奏者・渡邊順生さんとの対話『チェロ・古楽・バッハ』(仮題、8月刊行予定)、カウンターテナー歌手・彌勒忠史さんの『歌うギリシャ神話』、チェロ奏者・鈴木秀美さんの『通奏低音弾きの言葉では…』などなど、企画は目白押しです。古楽クラスタのみなさんも、古楽が気になりはじめたみなさんも、どうぞお楽しみに!

[木村]