9/30発売! 鈴木淳子『ヴァーグナーの反ユダヤ思想とナチズム』

アルテス9月の新刊2冊のうち、鈴木淳子著『ヴァーグナーの反ユダヤ思想とナチズム』の書誌情報をアップしました。「叢書ビブリオムジカ」の第9弾となる本書は、同シリーズ第1弾の『ヴァーグナーと反ユダヤ主義』の続編にあたります。ヴァーグナー芸術の暗部を白日の下にさらした前著に続き、本書ではヴァーグナーの著作や作品に色濃く流れる反ユダヤ観が、いかにヒトラーの思想形成に多大な影響を与えたか。ナチスの聖典であり、現在もドイツ国内では出版が禁止されているヒトラーの著作『わが闘争』の原文とヴァーグナーの主張を比較考証し、その関係を明らかにした問題作です。同じく「叢書ビブリオムジカ」の前巻『フルトヴェングラーとトーマス・マン──ナチズムと芸術家』と併せ、戦後70年記念出版として刊行いたします。