サントリー学芸賞贈呈式に出席

音盤考現学

12/9(火)東京會舘にて第30回サントリー学芸賞の贈呈式がおこなわれました。
式に先だっておこなわれた受賞者とのマスコミ懇談会では各部門の講評もあり、「社会・風俗部門」の審査委員を代表して青山学院大学教授の袴田茂樹さんが『音盤考現学』『音盤博物誌』について、「審査委員のなかでこの本のなかで紹介されている音楽を知っている者がだれもいない。にもかかわらず、とにかく読ませる。それが評価されて、すんなり決まりました」と解説。
受賞スピーチをする片山杜秀さん

贈呈式では佐治信忠サントリー文化財団理事長より賞の贈呈ののち、受賞者ひとりひとりの挨拶があり、片山さんは「1本1本読み切りのスタイルの連載コラムをまとめた本で受賞したことに驚いている。批評のスタイルということを評価していただけたのかと思う」と語っておられました。その後はパーティ。たいへんな数の出席者、しかも名札を見るとあちらもこちらも「あ、この方が……」というような錚々たる顔ぶれで、あらためてサントリー学芸賞の権威を実感しました。
受賞者のみなさん。前列中央は佐治信忠サントリー文化財団理事長

さて、アルテスにとってはその後がじつは本番。場所を移して、「片山杜秀さんのダブル受賞を祝う会」を開催したわけですが、そちらは次のエントリにて。

[木村]