謎の先にあるものをつかむ──読売新聞にS.イッサーリスのインタビュー掲載

2025年12月12日付の読売新聞夕刊にスティーヴン・イッサーリスのインタビュー記事が掲載されました。

英国のチェロ奏者イッサーリスの新著…バッハ「無伴奏チェロ組曲」の謎に挑む|読売新聞オンライン

「バッハ謎解き 軽妙な語り──全6曲 キリスト生涯に見立て」と題し、最新刊『バッハ 無伴奏チェロ組曲──秘められた〈物語〉を読む』の執筆動機や内容について、同紙記者・松本良一さんが取材してくださいました。

 これまでの音楽学上の研究成果と演奏者への実践的助言がバランス良く記述されている。その中で独創的なのは、組曲全体をキリストの生涯に見立てている点だ。「例えば第1番はキリストの降誕、第5番は磔(はりつけ)、そして第6番は復活を象徴していると思う」。深い洞察は演奏家としての長年の経験から導かれている。
 「演奏家の使命は、楽譜の『行間を読む』こと。あらゆる可能性を検討し、わからないことについて想像を巡らせ、謎の先にあるものをつかむのです」
 イッサーリスの演奏がなぜ聴き手の心を打つのか。この本はその秘密の一端を明かしてくれる。

冒頭、「研究書、エッセー、教本を兼ね備え、親しみやすい語り口で大作曲家の魅力を伝えてくれる」と紹介してくださっていますが、まさに同書のありようを端的にあらわしていると思います。