オペラ対訳×分析ハンドブック

リヒャルト・シュトラウス/楽劇 ばらの騎士

定価:本体3500円[税別]送料:国内無料

  • A5判・並製 | 304頁
  • 発売日 : 2024年12月10日
  • ISBN 978-4-86559-302-0 C1073
  • ジャンル : オペラ/作品解説/楽曲分析
  • 装丁:木下 悠

歌詞と音楽の流れを同時に読める
オペラ・ガイドの新定番。
第3弾はシュトラウス・オペラの金字塔!

なにごとにも ふさわしい時を わきまえないと──

リヒャルト・シュトラウス研究の第一人者で、作品解説・字幕制作などに定評のある広瀬大介によるリブレット対訳の決定版。
第3弾は、シュトラウス・オペラの金字塔《ばらの騎士》(1911)がついに登場!

《サロメ》(1905)、《エレクトラ》(1909)のセンセーショナルな成功につづき、フーゴー・フォン・ホフマンスタールとの緊密な共同作業のすえに本作品が完成にいたるまでの経緯、ベルリンからの特別列車が仕立てられるほどの評判を呼んだドレスデンでの初演、その後の欧州や日本での受容などについて述べた「解説」のほか、唯一無二の解釈者カルロス・クライバーのディスクをはじめ、さまざまな録音・映像を論じたコラムも掲載。

左ページで歌詞を追いながら、右ページで音楽分析を読む──。
オペラを立体的に愉しめる、これまでになかったハンドブック。

ためし読みはこちらから▼
https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784865593020

◉著者による作品解説動画が配信!

ミューザ川崎シンフォニーホールが制作・提供する動画「ばらの騎士 解説シリーズ」が配信されています。

◉関連公演/イヴェント情報

2024年12月2日(月)14:00開演[完売]
MUZAミュージックカレッジ第2回|広瀬大介|R. シュトラウス「ばらの騎士」事前講座
ミューザ川崎 市民交流室

2024年12月13日(金)17:00開演
東京交響楽団 特別演奏会|R.シュトラウス「ばらの騎士」(演奏会形式)
サントリーホール 大ホール

2024年12月15日(日)14:00開演[完売]
ジョナサン・ノット指揮/東京交響楽団|R.シュトラウス「ばらの騎士」全3幕(演奏会形式)
ミューザ川崎シンフォニーホール

プロフィール

  • 広瀬大介(ひろせ・だいすけ)
    音楽学者、音楽評論家。1973年生まれ。青山学院大学教授。日本リヒャルト・シュトラウス協会常務理事・事務局長。著書に『リヒャルト・シュトラウス 自画像としてのオペラ』『オペラ対訳×分析ハンドブック シュトラウス/楽劇 サロメ』『同/楽劇 エレクトラ』(以上アルテスパブリッシング)、『帝国のオペラ』(河出書房新社)、『もっときわめる! 1曲1冊シリーズ3 ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》』(音楽之友社)など。『レコード芸術』など各種音楽媒体での評論活動のほか、NHKラジオへの出演、演奏会曲目解説・CDライナーノーツの執筆、オペラ公演・映像の字幕・対訳などを多数手がける。
    Twitter: @dhirose

CONTENTS

解説
あらすじ

リヒャルト・シュトラウス 楽劇 ばらの騎士
 第1幕
 第2幕
 第3幕

column
《ばらの騎士》録音・映像について
①ロッテ・レーマンとリーザ・デラ・カーザ
②1954年:エーリヒ・クライバーの《ばらの騎士》
③カルロス・クライバー、1972–73年:ミュンヘン
④カルロス・クライバー、1979年:ミュンヘン
⑤カルロス・クライバー、1994年:ウィーンと東京

あとがき