大好評ロングセラー!
これ1冊で全部がわかる!
学ぶ人、教える人、聴く人、演奏する人──
あらゆる音楽人が身につけるべき教養を豊富な譜例と図版でわかりやすく解説。
大好評ロングセラー『音楽用語の基礎知識』が新装版として再登場!
楽典、和声、楽式、分析、音楽史などあらゆる分野を1冊に網羅。
クラシック音楽だけでなく、ポピュラー音楽、民族音楽、日本音楽まで全ジャンルをカヴァーし、
音楽学の諸分野や音楽と社会とのかかわりにも目配りした新時代の音楽事典。
●この本の特色
・各章は学びやすく整理・分類され、体系的な学習が容易に。
・さまざまな知識が問われる教員採用試験の参考書として最適。
・「参照キーワード」へスキップすれば、関連知識も効率よく習得。
・気になる用語や人名は索引で検索。事典としての使いやすさも追求。
・第一線で活躍する気鋭の執筆陣が、最新の研究成果をここに結集。
※本書は『音楽用語の基礎知識』(アルテスパブリッシング、2019)の新装版です。内容に変更はありません。
プロフィール
久保田慶一(くぼた・けいいち)
東京藝術大学大学院修士課程を修了。フライブルク大学、ハンブルク大学、ベルリン自由大学に留学。東京学芸大学教授、国立音楽大学教授、同音楽研究所長、同副学長を経て、現在、東京経済大学客員教授、放送大学講師。音楽学博士(東京藝術大学大学院)。専門は西洋音楽史および音楽理論。上野大輔(うえの・だいすけ)
東海大学ほか講師。専門:西洋音楽史、音楽理論川本聡胤(かわもと・あきつぐ)
フェリス女学院大学准教授。専門:ポピュラー音楽、音楽理論木下大輔(きのした・だいすけ)
宇都宮大学教授。作曲家。専門:音楽理論白石美雪(しらいし・みゆき)
東京藝術大学大学院音楽研究科修了。専門は音楽学。ジョン・ケージを出発点に20世紀の音楽を幅広く研究するとともに、批評活動を通じて、現代の創作や日本の音楽状況について考察してきた。近年は明治期から昭和期に至る日本の音楽評論の成立もテーマにしている。
著書に『すべての音に祝福を ジョン・ケージ 50の言葉』(アルテスパブリッシング)、『ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー』(武蔵野美術大学出版局、第20回吉田秀和賞受賞)、共編著に『音楽論』(武蔵野美術大学出版局)、共著に『音楽用語の基礎知識』(アルテスパブリッシング)、『はじめての音楽史』(音楽之友社)、『武満徹 音の河のゆくえ』(平凡社)ほか、共訳書にディック・ヒギンズ『インター・メディアの詩学』(国書刊行会)など。現在、武蔵野美術大学教授、国立音楽大学非常勤講師。滝口幸子(たきぐち・さちこ)
城西国際大学准教授。専門:民族音楽学長野俊樹(ながの・としき)
福岡教育大学教授。専門:西洋音楽史、音楽理論本多佐保美(ほんだ・さほみ)
千葉大学教授。専門:音楽教育学
CONTENTS
はじめに──音楽の「学びほぐし」のために(久保田慶一)
[01]音楽の基礎を学ぶ
音
音律
諸民族の音楽の音律
平均律
[02]世界の音楽を知る
ワールド・ミュージック
民族音楽
朝鮮の音楽
中国の音楽
東南アジアの音楽
インドの音楽
アフリカの音楽
中近東の音楽
ヨーロッパの民俗音楽
[03]ポピュラー音楽を知る
ポピュラー音楽
アフリカ系アメリカ音楽
ジャズ
ロック音楽
[04]音楽を記録する
記譜法の歴史
諸民族の音楽の記譜法
記譜法(現代)
省略記法
発想記号
[05]楽器を奏でる
楽器分類法
弦楽器
木管楽器
金管楽器
打楽器
鍵盤楽器
自動楽器
電子楽器
[06]音楽のしくみを知る
音程
音階
協和・不協和
旋法
和音
調・調性
和声法
非和声音
旋律
対位法
リズム
拍・拍節・拍子
韻律
通奏低音
近代和声
無調(性)
十二音技法
多調性
日本音楽の理論
[07]音楽をかたちづくる
2部形式・3部形式
ソナタ形式
ロンド形式
カノン
フーガ
変奏曲
循環形式
[08]音楽を分析する
音楽と理論
音楽分析
和声分析
様式分析
シェンカー分析
実態分析と機能分析
修辞学的分析
[09]音楽を分類する
ミサ曲
オペラ
バレエ音楽
カンタータ,オラトリオ,受難曲
歌曲
協奏曲
交響曲
舞曲・組曲
ソナタ
[10]音楽を伝える
オーケストラ
室内楽
鍵盤音楽
合唱
吹奏楽
電子音楽
[11]音楽の歴史を知る
音楽と歴史
ギリシア時代の音楽
ヨーロッパ中世の音楽
ルネサンス音楽
バロック音楽
前古典派の音楽
古典派の音楽
19世紀の音楽
20世紀前半の音楽
20世紀後半の音楽
日本の洋楽
日本の現代音楽
[12]日本の音楽を知る
雅楽
声明
能楽
浄瑠璃
歌舞伎
箏曲
尺八
三味線
現代邦楽
日本の民俗芸能
事項・人名索引
執筆者一覧