本日24日の信濃毎日新聞に、「読書の特殊性 鮮やかに言語化」という見出しとともに、内田樹著『図書館には人がいないほうがいい』の書評が掲載されました。評者は歌人の松村由利子さんです。
多くの図書館が利用者や貸し出し冊数を増やそうと取り組んでいる中、このタイトルには意表を突かれる。「一体なぜ?」と読み始めると、思いもかけない深みへと誘われる。
と始まって、本というものの「経済の仕組みに取り込まれない、不思議な力」を説いた本書の意義を汲み取っていただき、ラストでは
本と読むという行為の特殊性、豊かさを言語化してゆくプロセスは、この著者ならではの鮮やかな手並みである。
と評してくださいました。全文はこちらで読むことができます(要会員登録)。
松村さん、どうもありがとうございました。図書館関係者にかぎらず、本/読書とはなにか?を考える多くの方に読んでいただきたいです。