『専門図書館』機関誌に『図書館には人がいないほうがいい』の書評が掲載されました

専門図書館協議会が発行している機関誌『専門図書館』第318号に、内田樹著『図書館には人がいないほうがいい』の書評が掲載されました。

図書館の蔵書の無限性への宗教的な感動に「私が図書館員であった時に痛感して多くの大学生に対して伝えたい事柄であ」ると強い共感を寄せていただき、さらに

『図書館には人がいないほうがいい』という挑発的なタイトルとは異なり、読者及び図書館員と しても極めて根源的・原理的な体験や価値観に基 づいた見解を再認識することができる。

長らく「ラーニング・コモンズ」を主な研究領域としてきた私自身にとっても、本書の読解が自分の図書館員としての原点を見直すよい機会となった。

学校図書館や大学図書館のみならず、公共図書館や専門図書館の司書の方々にも強いインスピレーションと共感を与えるものであり、それぞれの図書館員の依って立つべき視点を再確認するという意味で貴重な内容となっており、私自身この紹介文を書くために読む機会を持てたことが幸運であったと考えている。

と、嬉しい言葉が続きます。

大学の図書館で仕事をされてきた方にこんなふうに評価していただけて本望です。米澤誠さま、どうもありがとうございました。