朝日新聞に『ピアノへの旅』の書評が掲載されました!

本日2月15日の朝日新聞朝刊読書面に坂本龍一著『ピアノへの旅』の書評が掲載されました。
評者は批評家・立教大学教授の福嶋亮大さん
この本で坂本さんが語っていることのもっとも重要なポイントを的確に端的に指摘してくださっていて、じつに嬉しい評です。

全文はこちらの「好書好日」で読むことができますが(画面はそのページのスクリーンショットです)、嬉しいので長めに引用。

“坂本を中心に、フランクでやわらかい語り口のピアノ談義が続くので、読者は知的好奇心をかきたてられるうちに、自然とこの魅力あふれる楽器への展望を与えられるだろう。”

“こうして、ピアノへの旅は、ピアノの「彼方(かなた)」への旅となる。ピアノの起源にまでさかのぼり、その響きのユニークさを欠点も含めて再認識したとき、西洋音楽の枠を超えた音そのものへの道が開かれる。本書はピアノの力を借りて、音楽の新たな〈おとずれ〉を準備する、知的で楽しいエチュード(練習曲)なのだ”

2021年の旧版はいまひとつ書評に恵まれず、自分たちで板倉重雄さんに依頼して書いていただいたりもしましたが、
https://note.com/artespublishing/n/n4c866322ff9f
再刊書をこうして全国紙で取り上げてもらえてありがたいです。

あいにく弊社在庫はほとんどないのですが(急遽増刷検討中)、全国の書店でたくさん置いていただいていますので、坂本さんの最後の演奏『Opus』を聴く際の手引きとしても最適な一冊、この機会にぜひぜひお求めください。